【カリフォルニアレポート】日本からも行きやすい”最高のプレイグラウンド”3都市を巡る
カリフォルニアは、24年のIPWのホストであり28年には夏季オリンピックの開催都市となるロサンゼルスを擁し、観光誘致に力が入る。今回は、4月5日から11日にかけて11カ国から12名を招いて実施されたカリフォルニア観光局(Visit California)による視察旅行の模様をレポートする。訪問したのは、最初と最後がサンフランシスコ、そしてソノマとオークランドのサンフランシスコ湾を囲むベイエリアの3都市で、カリフォルニア観光局の新しいコンセンプトである「最高のプレイグラウンド」として、それぞれ異なる魅力をアピールした。
まだまだ新しい遊びのある
サンフランシスコ
サンフランシスコへは、JAL/ANA/ユナイテッド航空/アメリカン航空による、羽田・成田・関西空港からの直行便があり、うち成田からはLCCのZIPAIRも就航しており、日本からは手軽に行きやすいアメリカの都市である。東京からサンフランシスコへは約9時間半。
地中海性気候の過ごしやすさ、ゴールデンゲートブリッジやフィッシャマンズワーフといった観光スポットは、ケーブルカーやバス・地下鉄・高速列車・フェリーそしてUberなど配車サービスを利用しての回りやすさと、観光地としての魅力的な要素を兼ね備えている。
おなじみの観光スポットに加えて、昨年にフィッシュマンズワーフでは移動してきた観覧車「スカイスター・ウィール」や市民の憩いの広場であるプレシディオ地区の「プレシディオ・トンネル・トップ」を見学。ハイウェイ101号線の上に建設された14エーカー(約5.7万平方メートル)の公園は、芝生、児童公園が広がり、海岸線まで歩いていける。
ここからのゴールデンゲートブリッジの眺めは美しく、橋の南端にある要塞跡「フォート・ポイント国立史跡」は、スペイン、メキシコ、アメリカと支配が移っていったサンフランシスコのの歴史の展示や、展望台からの息をのむ絶景が楽しめる。
よく知られているように思えるサンフランシスコでもまだまだ新しい遊び方があることを体験するというのが今回の視察趣旨。アメリカズカップのレースにも出たという80フィート、定員20人の「USA76」に乗ってのサンセット・セーリング体験(195ドル〜)、ミシュラン・ピググルマンにも載った中華街のレストラン「Z&Y Peking Duck」の北京ダック、また翌日にはメキシカン・イタリアン・飲茶と移民による本格的な味が楽しめるレストランと街を楽しむシティフードツアーと盛りだくさんな内容だった。