韓国の「今」を駐在員の視点から-旧大統領府「青瓦台」、一般開放で人気観光スポットに

  • 2022年7月13日

青瓦台

 5月10日、これまで韓国大統領府であった青瓦台の一般公開が開始されました。早速、地下鉄に乗って青瓦台の見学に行ってきました。

日曜昼過ぎの地下鉄3号線車中。かなり混雑しています

青瓦台はソウル都心部の故宮、景福宮(キョンボックン)の北側に位置しています。景福宮の人出は以前に比べかなり増加していますが、外国人観光客はまだ少数です

景福宮内に設置された青瓦台への道案内

 青瓦台は、1948年の大韓民国政府樹立後、大統領官邸として使用され、当時は「景武台(キョンムデ)」と呼ばれてきましたが、1960年より青い瓦で葺かれていることを由来とする「青瓦台」に改称されました。青瓦台には第1代の李承晩大統領から第19代の文在寅大統領まで、歴代大統領12名が居住し、国政を行いました。2022年の大統領選挙で当選した第20代の尹錫悦大統領が大統領府を龍山区にある国防部庁舎に移し、青瓦台は旧大統領府として一般開放されることになりました。

青瓦台 入場の詳細
入場時間:9時~18時
休館日:毎火曜日
観覧時間:2時間まで
1日の入場可能人数:3万9000人
入場料:無料
予約:見学日9日前までに、naver、cacao、トスなどでオンライン予約。団体見学可能。個人は4人まで。
当日入場:65歳以上(外国籍含む)は、9時・13時30分に、各先着500名まで入場可

※8月末以降は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトで再確認をお願い致します。

青瓦台入口。真夏日の昼過ぎですが、超満員です

大統領主催の各種レセプション会場で使用された迎賓館

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