グアムが「GoGo!」キャンペーン、増便・復便に期待、FAMツアーも

  • 2022年4月25日

 グアム政府観光局(GVB)は4月25日に東京で記者会見を開催し、来日した元グアム準州知事でGVB局長兼CEOのカール・T・C・グティエレス氏やグローバル・マーケティング担当ディレクターのネイディーン・Y・レオンゲレロ氏らがコロナ禍からのリカバリーに向けた取り組みを発表した。

 挨拶に立ったグティエレス氏は、「グアムは旅行者をお迎えする準備ができています」と語り、ワクチン接種率が96%に達してマスク着用義務も解除されていること、日本への帰国時にPCR検査を無償で提供する措置を9月末まで継続することなど安心・安全の体制をアピール。その上で、「アジアの中のアメリカへお越しください。グアムでお会いできることを楽しみにしています」と呼びかけた。

 リカバリーに向けた取り組みの目玉は、日本からグアムへの観光が始まってから今年で55年となることを記念した「GoGo!グアムキャンペーン」で、グティエレス氏は「グアムの観光産業は55年前に日本から109名の旅行者が到着されて始まった。そして今、再始動しようとしている」と語り、日本市場での需要喚起に期待を示した。

グティエレス氏

 キャンペーンでは、55にちなんだパッケージツアーなどの企画を旅行会社や航空会社に呼びかけているほか、現地でもツアーや店舗などで55%割引や先着55名での特典提供などが見込まれる。

 また、昨秋からHere we goとGuamをかけた「Here We Guam」をキーメッセージとして打ち出し、カジュアルな雰囲気で距離の近さと心理的な親近感をアピール。また、米国らしさやポジティブさも伝えたい考え。グアムにおける「安心、安全、清潔」の紹介や、「心の開放(Unleash)」「刺激(Inspiration)」「超自然(Spiritual)」についての情報発信も強化。ボリュームゾーンであるZ世代をコアターゲットとしてTikTokなどのプラットフォームを使いインフルエンサーマーケティングも展開中だ。

 なお、記者会見には約30社のメディアが参加。また夜に開催したレセプションでは旅行会社やメディア、インフルエンサーなど110名が集まった。