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【発行人コラム】現在の海外航空券、高いか・安いか

  • 2022年4月14日

そろりと動き始めた海外渡航、航空券の価格は?

 高騰しているという話は聞くものの、実態がどうなのか調べてみました。方面別の相場観を得るため、条件は以下に統一。

東京発5月17日、現地発5月23日
エコノミークラス、直行便、出発時間不問、スカイスキャナー上の最安値(燃油・手数料等込の最終価格、4月14日現在)

シンガポール
80,588円(往復日本航空)

バンコク
39,889円(往復ZIPAIR)

マニラ
84,880円(往復フィリピン航空)

ソウル
50,590円(往路ZIPAIR、帰路アシアナ航空)

ホノルル
102,297円(往復日本航空)

ロサンゼルス
72,321円(往復ZIPAIR)

ニューヨーク
231,986円(往復全日空)

パリ
214,776円(往復エールフランス)

ロンドン
338,030円(往復日本航空)

 総じてコロナ前よりは高いと思いますが、目的地によっての差も大きいと感じます。更には出発前のPCR検査を含む準備、帰国時の手続きの煩わしさ(先日帰国した当社社員の話では日本に着陸してから空港を出るまでに約4時間かかったそうです)及びそれらに伴う費用等を考えると、まだまだ躊躇する方が多いのは致し方ないと思います。

 しかし、航空券価格だけを見ると、方面によっては検討可能な価格だとも思います。先週のコラムにも書かせて貰いましたが、既に行けるのは間違い無いけど、現段階では行かざるを得ない人と、一部のアーリーアダプターだけが動き始めたというステージなのでしょう、それでも目に見えて動き始めたのは大きな進歩です。

 海外渡航の手段は船もありますが、多くの方は航空機を使うわけで、今後も相場の変動には注目するとともに、逆の航路(海外発日本行き)との価格差、その要因を検証していきたいと思います。

岡田直樹
㈱エフネス代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人。27歳でエフネスの前身㈱ルゥエストを創業し、32周年にあたる今年に至る。旅行素材のホールセール、観光関連企業への決済サービス提供、緊急対応代行、業界誌トラベルビジョン運営等々、主に観光産業内のB2B事業に携わる。
㈱ティ・エス・ディ代表取締役、一般社団法人インバウンドデジタルマーケティング協議会理事、㈱ミックナイン社外取締役​