【ベトナム現地レポート】3月15日から開国、コスプレイベントが流行-VRイベントも
街の状況
2月初旬の旧正月以降、オミクロンが急激な広がりを見せ3月19日現在では1日に15~20万程度の感染者数を記録しています。しかしながら、政府は新型コロナウイルスを「グループBの感染症」へと危険度のカテゴリーランクを1つ下げました。グループB感染症の定義は、伝染性が高く、死亡の可能性がある病気となりますが、これまでの、死亡率・伝染性が高い、未知の病原体からランクを下げたことにより「風土病」としてみなしたことになります。
レストランやバーは営業時間、席数、ソーシャルディスタンスなどの制限はなく、現地の市場や高島屋などの百貨店、コープマートやイオンモールなどのスーパーでもマスク着用以外何もなく入店できます(一部の店舗で入店時の検温、ワクチン接種証明書提示はあります)。ジムやプール、テニス、サッカー、バドミントン等のスポーツもマスクを着用することもなく楽しむことができます。
ベトナムの若者に人気のイベント
そんな中で、コロナに負けない元気なベトナムの若者の流行りをお届けしたいと思います!何時でも揺るぎないファンを抱えているのがコスプレイベントです。
ホーチミンだけでも、何かしらのオタク・コスプレイベントが月に1~2回開催されてます。勿論オフラインです。入場料は6~8万ドン(300~400円)で、これは学生のアルバイトの時給3~4時間分に相当するにもかかわらず、イベントのたびに1万~1万2000人ほどの若者が集まり、ベトナム版のコミックマーケット、ゲームショウとして盛り上がりを見せてます。
大学生に知ってる日本のアニメを聞くと、多くが「ドラえもん」とか「コナン」「クレヨンしんちゃん」で、2020年末の映画公開時でも「鬼滅の刃」を知っている人はほぼいませんでした。しかしながら、これらのイベント来場者は「鬼滅」「呪術廻戦」「原神」「ナルト」くらいは当然知っていて、自作のコスプレに身を包む方も多いです。今の一番人気は、Kat Greyさんのお召しになっていた原神だそうです。
現地のイベントの一部をご紹介します。
Matsuri Runway
こちらは春・夏・秋・冬に行われるコスプレイベント「Matsuri Runway」。それぞれHaru Matsuri、Natsu Matsuri、Aki Matsuri、Fuyu Matsuriと季節を銘打ってます。2022年のFuyu Matsuriは1月に開催されたので、情報は来年のものに更新されてます。
G.A.M. Expo
2022年2月20日に行われた「G.A.M. Expo」は、GAME + Expoを組み合わせた名称です。他のイベント同様アニメのコスプレーヤーのほか、ゲーム系のコスプレも多いです。またボードゲーム会社が出展するなど、その名にある通り「GAME」に特徴があるイベントとなっています。
VRイベントも登場
そのほかベトナムのトレーディング会社の企業ブースもあります。このようなリアルコスプレイベントから、ついにVRを使った仮想空間でのイベントも登場しました。実は当社もVRイベントのお手伝いをしておりまして少しご紹介させていただきます。
「VRうたコン」は2021年8月に日本で1回目が開催され「歌でVRを盛り上げる!」をテーマにしたイベントです。スマートフォンからバーチャルな世界に入り歌い手たちの歌を聴くことができます。お気に入りや上手いと思ったの歌い手を応援することができ、投げ銭も可能です。またコンテストにもなっていて、予選から勝ち上がった歌い手で決勝ラウンドをおこないます。アマチュアの大会ではありますが観覧者は入場制限の500名がすぐに集まります。
主催者は「VR mate」という組織で、"仕事も遊びもVRで"をミッションに、既存のライフスタイルやビジネスのコミュニケーションをVRと掛け合わせた「VR×X」の企画、社会実装に取り組んでいます。
日本ではシーズン3がおこなわれており、今年の5月開催のVRうたコンではベトナム人アイドルの方も司会で登場します。さらに今後はVRうたコン in ベトナムをおこなう予定です!
皆さまにお会いできなくなってから2年数か月、非常に長かったです。法泉寺さんの言葉をお借りして締めくくりたいと思います。
”今はただはなればなれの”コ”と”ロ”と”ナ”。やがて会う日は”君(コ+ロ+ナ = 君)”という字で”