【上海現地レポート】人気のeスポーツホテル?航空市場は回復傾向
旧正月期間中の航空市場と上海空港のパフォーマンス
航空業界は、依然コロナの影響を最も受けている業界の1つです。旧正月の期間中、中国国内線は合計3982万人が利用し、2021年の旧正月の旅行期間と比較して12.5%増、2019年と比較して45.3%減でした。平均搭乗率は65%で、2021年の同時期と比較して2%減少しました。
2021年とは異なり、今年は防止政策を厳しく禁止するという条件の下で、帰省への制限が緩和され、旅行者数は昨年に比べて大幅に増加しました。2022年の旧正月期間中、国内線は40万便以上あり、1日あたりの平均飛行量は約1万便です。上海は、依然として最大のインバウンドとアウトバウンドのトラフィックがある都市です。
しかし、国際線の大幅な減少により、国際旅客輸送量は非常に少なくなり、国際旅客輸送に大きく依存している上海浦東空港は大きな影響を受けています。そのため国際線の離着陸料と国際線の乗客のサービス料が大幅に削減されました。また、上海浦東空港にとって最も重要で収益性の高い収入源である商業およびケータリング収入も大幅に減少しており、その中で最も重要なのは免税店の家賃です。上海は2021年の間、依然として中国で最も混雑する空港の1つですが、上海空港は約17億元の赤字経営となりました。
上海における制限について
国外からの渡航者に対して、14日間の指定施設での集中隔離及び7日間の在宅健康観察が必要です。2022年1月25日より、7日間の在宅健康観察について、自宅が隔離条件を満たさない又は自宅がない場合は、集中隔離終了後、別の政府指定のホテルで隔離することとなっています。なお、既に中国国内に一定期間以上滞在している方が中国国内移動により上海市内で宿泊する場合には、上海市の多くの宿泊施設で上海市健康QRコード(専用のアプリやWeChat, Alipayなどのプログラムで申請)が緑色(安全)であることの確認が行われているようです。