ロサンゼルスから日本へ、一時帰国時の隔離状況
今回は年が明けた2022年1月にアメリカ(カリフォルニア/ロサンゼルス)から日本(成田空港)へ当社スタッフが一時帰国する機会がありましたので、その帰国時の様子をレポートでご紹介します。
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アメリカ出国~日本到着後(検査等)の流れ
今回のフライトはユナイティッド航空(UA)32便ロサンゼルス発成田空港直行便です。年末年始の休暇シーズンから少しずれていたため、チェックイン完了まで10分程度、カウンターの混み具合は普通でした。UAの場合はチェックイン前に入国する国(今回の場合は日本)のPCR検査陰性証明書、健康申告書類などの必要書類のアップデートをアプリで事前入力、航空会社が先に必要書類に漏れが無いかを審査した後、チェックインが許可されるという仕組みになっているため、チェックインカウンターではスムーズに手続きが行われました。
搭乗前のゲートには60人程度の乗客がいましたが、見た感じでは日本人は私を含め合計2名だけでした。無事搭乗を済ませオンタイムで出発、定刻より1時間程早く14:30頃成田に到着、到着後は乗り継ぎ客が先に飛行機より降ろされ、その後日本滞在者が機内より検疫係員の指示に従い飛行機から降ろされました。
成田入国人数をカウントしたところ23名でしたが、そのうち私を含む4人が一般人(日本人2名と日本人以外2名)、残りの19名は米軍関係者と思われる人々でした。その1人に話を聞くと、成田空港より直接横田基地行きのバスに乗るとのことでした。その後、必要な書類検査の確認と宿泊待機の書面の記載をし、PCR検査所へ向かいました。この宿泊書類に関しては、希望が通るのかどうかは不明ですが、禁煙、喫煙を記入できるようになっていました。
PCR検査所に到着した際には、機内から降りた際に一緒に行動していた米軍関係者と思われる人々はいませんでしたので、途中のどこかから一般人とは違う出口へ向かったのではと予想されます。強制隔離宿泊期間の引き上げで入国者は少なく、PCR検査結果が出るまで45分程度でした。昨年6月に帰国した際にはなかった飲み物の自動販売機がPCR検査待ちエリアに新しく設置されており、喉の渇きに耐えることなく待つことができました。他の国からの入国者は検査結果が出た順に番号を呼ばれ、陰性の証明を渡されていましたが、今回は滞在組4人の所へセキュリティのスタッフが来て、隔離ホテルへ行くバスに案内するので一緒に来るようにとのことで、番号を個々呼ばれることはありませんでした。
その後、最終検疫エリアを抜ける際に宿泊ホテル名が書かれた紙を見せられ、入国手続きへ進み、荷物を取って税関を抜けました。到着ロビーへ出る前の所で先ほどのセキュリティスタッフが待機しており、4人全員が税関を抜けるまで待機し、ガードの向こうへ出ることは不可でした。
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