アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (2/01の状況)
「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。
日本の厚生労働省・各自治体が発行する「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」(和英)は、アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク入国時に有効であることを確認済みです。
また、日本で受診・発行のPCR陰性証明書は、アイスランド及びフェロー諸島にて有効です。
欧州乗り継ぎ地も含め、各国の検疫要件については、必ず渡航前にご利用の航空会社や各国大使館にご確認ください。
■ アイスランドの状況
◎ 日本からの旅行者の出入国時の検疫要件
日本からの渡航者の入国時の検疫要件に変更は無く、現在も到着後から観光が可能です。現行の施策は2月28日まで有効です。一方、日本帰国時3日間は政府指定施設での隔離、トータルの隔離期間は10日間となっております。
2回目の接種から14日以上経過した「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」、
日本出発前72時間以内に日本で受診・取得した「PCR検査陰性証明書」及び日本出発前72時間以内に以下のURLから事前登録してバーコードを準備しアイスランド行き航空便の搭乗手続き時、及びケフラビク空港到着時に提示することで入国が可能となり、旅行者は空港到着時のPCR検査は不要です。
但し、7日以上滞在する業務渡航者は、空港到着時にPCR検査が必要です。その場合、ケフラビク空港到着後、鼻と喉で検体を取る無料のPCR検査を受け、約8時間後SMSで結果の通知を受け取ります。
→ 事前登録フォーム(visit.covid.is: Registration)
https://visit.covid.is/registration/
出国の搭乗手続き時は、事前に予約を取った上で出発の72時間前以内にレイキャヴィクにてPCR検査を受けます(有料、7,000 ISK)。その結果が約8時間後~最長36時間以内に出るので、その陰性結果を踏まえ、原則、日本の厚生労働省指定の陰性証明書を作成(有料、5,895 ISK)~受領後に空港での手続き時に提示しアイスランドを出発する必要があります。なお、アイスランドの保健当局のPCR陰性証明書だけで飛行機に搭乗でき、日本帰国時も検疫がクリアできることは確認済みです。
出国前のPCR検査で陽性となった場合には隔離施設で療養後、PCR陰性証明書を取得し上記手順に従い出国が可能となります。
◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況
オミクロン株は感染してもさほど重篤化しないこと、短期間で感染力が落ちること、医療従事者やエッセンシャルワーカーの人材確保のために、感染しても無症状であれば5日で隔離が解除される運用がまもなく始まります。
また、オミクロン株の拡大により民間防衛アラートレベルが1月11日より「緊急」レベルとなっておりましたが、2月01日より1段下がり「危険」レベルとなり、まもなく国内規制がさらに緩和されます。
新規陽性者数は国内検査で1,421名、入国時PCR検査を受けた人の中での陽性者は36名、現在隔離中の感染者10,817名。入院者は32名、うち集中治療室に入っている人は3名、死亡者数累計は47名です。
感染の疑いのある国内の自主隔離者数は6,589名、入国者で163名、感染者累計は69,177名です。
5歳以上の国民の約81%が2回目のワクチン接種を完了、ヤンセンの2回目接種を含める全国民の63.2%が3回目のブースター接種を完了しております。
■ フェロー諸島の状況
◎ 出入国時の検疫要件
2020年7月以来、日本から入国&旅行が可能となっております。2021年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、空港到着時「ワクチン接種証明書」及び「入国前2日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出し、空港でPCR検査を受ければ即旅行が可能となります。なおこの入国時の検査は1月31日で終了となりましたが、入国後2日目にPCR検査を受けることが強く推奨されております。
機内・空港・公共交通機関でのマスク着用が義務化されております。
2022年2月28日をもって国内の全ての規制を解除する旨をニールセン首相が発表しております。
◎ 現在の感染状況、ワクチン接状況等
現在の感染者数は4,971名、これまでの感染者数累計は20,750名となっています。入院者は4名、死亡者数累計は18名です。12歳以上の人口で見ると、現在91.1%が2回目の接種を終え、51.2%が3回目の接種を終えております。
5~11歳のワクチン接種が進んでおります。
アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日2月01日は2便運航しました。
■ グリーンランド
◎ 出入国時の検疫要件
国際線・国内線搭乗時の「PCR陰性証明書」は提出不要となりましたが、医師会の代表は規制の緩和は時期尚早である旨、コメントしております。
2回目のワクチン接種済み旅行者は、コペンハーゲンでの搭乗手続き時に接種後14日経過したワクチン接種証明書を提出すれば搭乗・入国が許可され、到着時のPCR検査や入国後の自己隔離は免除され、即旅行が可能です。
なお、機内、空港、公共交通機関でのマスク着用が義務化されております。
2022年2月14日まで、レストラン、映画館、プール、美容院などの施設ではコロナパスの提示が要件となり、旅行中も接種証明書の提示が求められます。
◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等
現在の感染者は10,821名、死亡者は6名、国立病院の入院者は11名です。
現在人口の68%が2回目のワクチン接種を完了、1回目を含めると73%が接種を完了しております。
首都ヌークで3回目の接種が進み、1月14日から5~11歳のワクチン接種が始まっております。
■ デンマーク
◎ 出入国時の検疫要件
2022年2月01日より国内規制の全てが解除されました。
1月15日よりデンマークから日本帰国時の隔離期間が14日から10日に短縮され、初めの6日間は政府指定施設での隔離となります。
出入国時の検疫要件として、2回の「ワクチン接種証明書」(接種後14日経過、2回目接種から270日以内)を提示することで、事前および到着後のPCR検査は不要となり、到着後、即旅行ができるようになりました。乗り継ぎ時も事前のPCR検査は不要です。
※参考: デンマーク政府の旅行者向けホームページ
→ Travelling to Denmark as a tourist
https://en.coronasmitte.dk/travel-rules/covidtravelrules
◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等
デンマークの現在の感染者数は639,256名、累計感染者数1,787,935名、入院者数1,070名で、うち28名が集中治療室に入っております。死亡者数は3,770名で、PCR検査を受けた累計数は60,725,512件です。
検査陽性率が26.46%から28.52%に上がりました。
国民の80.8%が2回目の接種を完了、60.6%が3回目の接種を完了しております。
感染時でも無症状、軽症の場合は4日間に短縮されております。
以上、ご注意ください。