2022年、観光業界に追い風は吹くか-年頭所感(1)(協会、団体)
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)会長 多田計介氏
医療ベンチャーと深夜休日の医療サービス提供、全国展開へ
まず改めて、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた全ての皆様に、心からの哀悼の意を捧げます。一方、感染症との闘いの最前線に立ち続けた医療関係者の皆様、それを支えられた関係者の皆様には心から感謝申し上げます。昨年は、ひたすら耐えた一年でした。どの業界よりも耐えなければならない一年でした。全国の組合員の皆様と共に不条理を喪失感とともに…… 続きを読む
全日本ホテル連盟(ANHA)会長 清水嗣能氏
存在意義を高める一年に 「会社名での領収書発行禁止」問題に取り組む
私は「存在意義」という言葉をよく使います。それだけ個人としても、連盟の会長としても意識しています。昨年、当連盟で定めたビジョンの「会員ホテルの成長と挑戦を促し、日本および地域に新たな風を起こすイノベーターになる。」に基づき、全日本シティホテル連盟からシティを取って全日本ホテル連盟へと会の名称を改めました。シティホテルの集まりでなく、それぞ… 続きを読む
全日本ホテル旅館協同組合理事長 金沢孝晃氏
GoToトラベルより感染拡大を徹底的に抑える対策を 宿泊業への長期的低利融資が必要
二年にも及ぶ新型コロナウイルス感染症拡大により、世界中が大変な事になっており、未だに終息の兆しを見せません。そんな中、昨年12月17日に発表された国内感染者数は183人、死亡者数に至っては0人であり、国内ではようやく終息の気配が感じられ始めました。しかしながらアメリカやイギリスで新たな変異株である「オミクロン株」による感染が爆発的な拡大を…… 続きを読む
日本旅館協会会長 浜野浩二氏
GoToトラベルは目的でなく手段、訪日回復まで長期的な継続を
今年こそこの悪夢のようなコロナ禍から抜け出して、確実に明るい未来へ踏み出せることを心から願い新年を迎えました。今年こそこの悪夢のようなコロナ禍から抜け出して、確実に明るい未来へ踏み出せることを心から願い新年を迎えました。2月で丸二年になります。業界にとっては悲惨を極めた2年間でした。今、日本のワクチン接種率が80%に近づき、治療薬も近々服用…… 続きを読む
日本外航客船協会(JOPA)会長 坂本深氏
感染防止対策を引き続き徹底 クルーズ・コンサルタント試験再開へ
昨年は、一昨年に続き世界中が新型コロナウイルスの多大な影響を受けた一年となりました。世界各国が海外渡航や移動を制限し、世界中でクルーズ船の運航停止が続きました。そんな中、夏頃から欧米を中心に行動制限の緩和が始まり、各地域でクルーズ船の運航が徐々に再開しております。日本では当協会加盟の商船三井客船「にっぽん丸」と郵船クルーズ「飛鳥II」が3月…… 続きを読む
日本添乗サービス協会(TCSA)会長 三橋滋子氏
業務復帰できない添乗員多数で苦しい現状 今年はインバウンド検定上・中級実施
昨年もコロナに明け、上期は緊急事態宣言の発出により観光業界は休眠状態に陥りました。業務が皆無の協会傘下の会員各社は所属している優れた添乗員の雇用維持のため、新型コロナワクチンの大規模接種会場の受付や会場整理要員として添乗員の活用に尽力するなどしながら事業継続に努めました。また、2020年7月より観光産業の活性化及び事業収益にも大いに貢献した…… 続きを読む