学生のアイデアに刺激 JATA関西の「海外旅行企画コンテスト」
「関空発『学生と旅行会社でつくる』海外旅行企画コンテスト」の最終審査会が11月20日、大阪市中央区の大阪キャッスルホテルで開かれた。コンテストは、日本旅行業協会(JATA)関西支部が主催し関西エアポートの共催。12回目となる今年は近畿2府4県の大学・専門学校の学生34組から応募があり、最終審査に残った7組のうち5組が最終プレゼンテーションに臨んだ。
はじめに、JATA関西支部海外旅行委員会の森英樹委員長は「コロナ禍で企画準備などがままならない状況だったが斬新な力作ぞろいでした。5組の皆さんそれぞれの思いを精一杯表現してほしい。私自身もどんなプレゼンが聞かせてもらえるかワクワクしています」とエールを送った。
各組は、10分間という限られた時間で旅行企画のテーマ、行程、セールスポイントを熱弁。いずれも企画のターゲット層が明確で、具体的な商品構成に落とし込んでいたのが印象的。
企画書内容とプレゼンテーション内容の審査の結果、グランプリに選ばれたのはホスピタリティツーリズム専門学校大阪(大阪市西区)の米国ユタ州を訪れる夏休み家族旅行の企画だった。学生の一人は「3人で1年間つくり上げてきました。サポートしていただいた近畿日本ツーリストの方、先生、仲間のすべてに感謝します」と受賞の喜びを話した。
企画は、自然豊かなユタ州で、西部劇の幌馬車に宿泊したり恐竜のミュージアムを訪れたり、時空を超えて家族みんなで楽しめる旅行企画。
講評した海外旅行委員会の日吉哲也副委員長は「テーマを絞り深掘りして、海外に行きたくなるツアーばかりだった。海外旅行が再開すると十分参考になる。これからも新しい発想、知恵を生かしてください」と評していた。
情報提供:トラベルニュース社