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【バリ島現地レポート】年末年始は移動規制の緩和に変更へ、リアルイベント再開の朗報も

  • 2021年12月17日

デンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)の再開

 10月14日にバリ島のデンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)が再開となりましたが、国際線のフライトが戻らず未だ空港からの入国がない状況が続いています。また、12月から週1便で羽田/デンパサールの直行便が就航する予定でしたが、オミクロン株の規制の影響で12月1日に運休が発表されました。

10月14日のバリ島国際線空港到着出口の様子。結局この日の海外からの入国者ゼロでした

年末年始の対策

 11月末に年末年始は警戒レベルをあげての対応との情報が出ましたが、その後12月9日撤回されある程度自由に移動をすることが可能な規制に変更となりました。

他地域への移動にあたっては、アプリ「PeduliLindungi」を最大限活用する。また公共交通機関により長距離移動をする場合には、以下の条件に従う。

・2回のワクチン接種を完了しており、出発前24時間以内の迅速抗原検査を行う

・ワクチン接種が未完了の者や健康上の理由でワクチン接種できない者は、長距離移動禁止

・公共交通機関による長距離移動の条件の詳細は、新型コロナウイルス対策ユニットが定める


新年イベントの開催やショッピングモールの営業に関しては、以下に従う。

・密を避ける

・密を発生させる可能性のあるパレードや年越しイベントの実施は禁止

・ショッピングモールの出入りにはアプリ「PeduliLindungi」を使用し、アプリの表示が「緑」の者のみ入場可

・ショッピングモールでの年末年始の祝賀イベントの実施は禁止

・ショッピングモールの営業時間は午前9時から午後10時までとし、収容率75%までとする

・ショッピングモール内の飲食については、定員の75%まで


観光施設に関する規定は以下のとおりとする。

・バリ、バンドン、ボゴール、ジョグジャカルタ、マラン、スラバヤ、メダン等の人気の高い観光地においては、特に警戒を強化する

・主要な観光地への訪問を管理するため、車両のナンバープレートの番号による偶数・奇数規制を適用する

・観光施設の出入りにはアプリ「PeduliLindungi」を使用し、アプリの表示が「緑」の者のみ入場可

・入場者は収容率75%まで

・密が生じるパーティーは禁止


バリ島のランニングイベント「BTR Challenge 2021」開催

 オミクロン株への感染拡大は不安材料ではありますが、明るい話題も増えてきており、コロナ禍に入ってからはバーチャルだったイベントが、ようやくリアルで開催されるようになってきました。

スタートポイントから見られるキンタマーニ高原の眺め

 今回紹介するのは、12月4日に開催されたバリ島の人気観光地キンタマーニ高原でトレイルランニングのイベント「BTR Challenge 2021」です。キンタマーニ高原のカルデラ内やバトゥール山を登る総距離30キロのレースで、参加者は150名に制限され、陰性証明書やレーススタートまでマスクの着用が義務付けられ対策を徹底的におこない開催されました。

スタートポイントの様子

 このイベントにはジャカルタやバンドゥンといったインドネシア各地からの参加者も多くバリ島の観光再開をアピールするのに良いイベントとなりました。今後もこのような機会が増えることを願うばかりです。

眼下には雲海が広がる景色も

カルデラ内の火山岩が覆うコース

バトゥール山頂上からの下山道

野本貴之
S.M.Iトラベル インドネシア代表
サーフィン好きが高じて25歳の時にバリ島へ移住しダイビングインストラクターとなる。2006年にS.M.Iトラベルに転職し、バリ島支店とジャカルタ支店を開設。バリ島の観光、ジャカルタでのビジネス渡航、視察のコーディネートや訪日旅行の販売、プロモーション、畳の販売などをおこなっています。