コロナ収束後に向け、地域を巻き込んでインバウンド誘致を進めるー徳島ホテル アオアヲ ナルト リゾート総支配人 高橋裕二氏

  • 2021年10月4日

家族連れをターゲットにアクティビティを充実
重要なのはホテル単体ではなく業界全体で行動を起こすこと

-今後の旅行会社に期待されることをお聞かせください。

高橋 スマートフォンなどを利用し、お客様自身が宿を選ぶOTA経由の予約が増えていますが、旅行会社様が得意とする対面販売の需要はすぐにはなくならないと思います。団体の誘客はもちろん期待していますが、旅行会社の皆様には対面で接客する価値をしっかりとベースに持っていただきたい。その価値とは相談に乗り、おすすめすることだと思いますが、お客様におすすめする以上はちゃんとサービスを提供できる施設を選んでいただきたいです。

 我々ホテル側としても、旅行会社様が自信を持っておすすめできる施設でなければいけないと思っています。お客様の相談に乗るのに十分な知識を持った上で、鳴門の魅力を伝えていただき、実際にそれを体験したお客様から「良かったよ、今度は別のところも紹介してね」と言っていただける接客を期待したいです。

-最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

高橋 今はコロナを乗り切るために耐える時期ですが、その後について考えておかなければならないタイミングだと思います。それはそれぞれが単体として動くのではなく、旅行業界皆で知恵を出し合い、同じ方向に向かって行動を起こすことが重要だと感じています。

 我々は2025年の万博を1つのターゲットとして動いていますが、そのようなターニングポイントやイベントを目標に持ち、同じ方向を向いて、さまざまな施設や団体が連携して動いていきましょう。

-ありがとうございました。