10月から「全旅クーポン集中送客キャンペーン」、全国10の宿泊施設と旅行会社を活性化
全旅(中間幹夫社長)は10月から、全旅クーポン集中送客キャンペーンをスタートする。旅行会社への販売手数料を20%とし、旅館ホテルは休前日を除くなど受入条件を設定。コロナ禍で疲弊する宿泊業と旅行業をバックアップしようという初めての試みで、2022年3月まで展開する。
キャンペーンは、全旅クーポンの取扱が多い旅館ホテルに参画を打診。北海道・東北・関東・京浜・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州のブロックごとに呼びかけた。キャンペーン限定の特別レートで送客手数料を20%に設定することや、ソフトドリンクや観光施設の入場券といったキャンペーン専用の特典の付加を依頼。在庫提供は不要とし発生ベースの予約手配としたほか、年末年始や休前日の可否も宿側に委ねた。
対象となる旅行会社は、全旅クーポンに加盟する全国約3千社。ウェブ上の全旅クーポン発券システム「ANTA−NET」にデジタルパンフレットを掲載し、送客を呼びかける。
デジタルパンフの初面
全旅営業推進本部の池上聡・西日本支社長は「コロナ禍で旅行動向が不透明な中、ブロックごとに旅館ホテルを設定し、ブロック圏内での観光移動を想定しました。初めての取り組みで見通せないところはありますが、低迷している旅行需要を喚起し、全旅クーポンに加盟いただいている宿泊施設への送客につなげていきます」。
なお、キャンペーンに参画した宿泊施設は▽北海道=定山渓万世閣ホテルミリオーネ▽東北=スパリゾートハワイアンズ▽京浜=華やぎの章慶山▽北信越=ゆのくに天祥▽東海=熱川温泉粋光▽近畿=ホテル平安の森京都、三井ガーデンホテル京都四条▽九州=博多サンライトホテル檜乃扇、矢太樓・矢太樓南館、ホテル霧島キャッスルの10軒。
情報提供:トラベルニュース社