アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (7/29の状況)

  • 2021年7月30日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。

EUを始めアイスランド、グリーンランド、フェロー諸島も日本からの観光客の受け入れを再開しております。日本で2021年7月26日から各自治体にて受付が始まったワクチンパスポート(接種証明書)の運用開始が注目されております

■ アイスランドの状況

本年2021年6月に既に集団免疫を獲得しておりますが、他国同様、ワクチン接種を完了した人の再感染が続いていることから、7月25日から国内にて再度規制が敷かれました。7月27日より、入国時はワクチン接種完了者も到着72時間前以内に取得したPCR検査または迅速抗原検査の陰性証明書の提示が空港到着時の要件となります。

また、出国時の搭乗手続きの際は、PCR陰性証明書の提示が要件となります。

欧州医薬品庁で承認されたファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ヤンセンのワクチンを接種した旅行者はアイスランドへの入国が可能です。7月01日からはWHO/EU基準の「ワクチンパスポート」(2回目の接種から14日以上経過が条件)、または「抗体保持証明書」の所持者は、到着時のPCR検査も免除されております。

上記証明書が無くても、

1) PCR陰性証明書提出

2) 入国後2回のPCR検査とその間5日の隔離

3)https://visit.covid.is/ への事前登録

を完了していれば、日本からも入国が許可されております。

一方、日本に帰国の際はレイキャヴィクにてPCR陰性証明書を取得しますが、陽性時は手続きと対応が必要です。(有料)

→ 参考: https://www.covid.is/data

新規陽性者数は国内検査で118名(うちワクチン接種完了者は67名)、入国者305名の検査で3名、現在隔離中の感染者966名、入院者は10名、うち集中治療室に入っている人は2名で、死亡者数累計は30名です。

感染の疑いのある国内の自主隔離者数は2,508名、入国者の自己検疫者数は962名で自宅等で経過観察中です。これまでの感染者累計は7,676名です。

人口の68.6%が2回目のワクチン接種を完了、1回目とあわせると国民の72.4%がワクチン接種を終えており、集団免疫を獲得済です。

■ フェロー諸島の状況

昨年2020年7月以来、日本を含む9ヵ国から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、到着時「入国前3日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出し、空港で有料のPCR検査を受けその日の夜か翌日の正午までに判明する結果が陰性であれば、即旅行が可能です。

8月31日からは、空港到着時のPCR検査が廃止されます。

EU27ヵ国が2021年7月01日より「デジタルワクチンパスポート」を導入いたしましたが、フェロー諸島は8月上旬に導入の予定です。

現在の感染者数は61名、これまでの感染者数累計は980名となっています。検疫中の人は166名、入院者は2名、死亡者数累計は1名のままです。これまでPCR検査を受けた累計数は365,267名となっております。

国民の54.4%にあたる29,003名が2回目のワクチンの接種を完了し、1回目のワクチン接種済みの人を含めると国民の約65%が接種を完了しており、8月第一週までにはワクチン接種が完了する予定です。

アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日7月29日は5便が運航しております。

7月28~29日の2日間にわたり「オラフ祭」が開催され、数千人が集まりました。

■ グリーンランド

現在の感染者は39名、死亡者は0名、累計の感染者数は117名です。これまでPCR検査を受けた累計数は40,906名、国立病院の入院者は0名です。

まもなく国内でコロナパスの導入・運用が始まります。

現在人口の41.4%の23,488名が2回目のワクチン接種を完了し、1回目のワクチン接種済みの人を含めると国民の約63.1%が接種を完了しております。

ワクチン未接種者は、国内線に搭乗できない等、国内の各規制が再度実施されております。

2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名以下、1週間に1,000名以下の運送制限がありますが、8月も満席となる予定です。

コロナ収束後、米州路線の運航を検討しております。

2回目のワクチン接種済み旅行者は到着後のPCR検査も免除され、即旅行が可能となりますが、入国時には「PCR検査陰性証明書」と「Sumut用紙への記入」が必要です。

なお「ワクチンパスポート」不所持者の入国要件は以下の通りです。

* 入国前:

 入国前3日以内に受診取得した所定のPCR検査陰性証明書。

 自治政府所定の「Sumut用紙」の提出。

* 入国後:

 5日間の自己隔離とPCR再検査、もしくは14日間の自己隔離(再検査不要)、

 マスク着用等の義務履行。

■ デンマーク

デンマークの現在の感染者数は13,640名、入院者数は57名で、うち10名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,548名で、PCR検査を受けた累計数は38,417,352名です。

休暇中に海外で感染し、帰国後に感染が判明するケースが増えております。

これまで国民の53%にあたる3,101,169名が2回目のワクチン接種を完了、約71.2%が1回目の接種を完了しております。

今後、デンマークにてグリーンランドの人とフェローの人のワクチンが接種可能となります。

宿泊を伴う場合も含めトランジットでの入国は引き続き可能です。

日本からは入国前72時間以内に取得した「PCR検査陰性証明書」提出等が要件となりますが、到着後の隔離は不要です。

なお、デンマーク政府が新たなホームページをリリースしておりますので、ご確認ください。

 → Travelling to Denmark as a tourist

  https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会