南アフリカ、オリンピックに向け大臣や駐日大使も応援「スポーツには世界を変える力がある」
南アフリカ共和国大使館は、観光局やスポーツ芸術文化省などとともに東京オリンピック・パラリンピックに出場する選手の活躍を応援するためウェルカムイベントをリアルとオンラインのハイブリッド形式で開催した。
南アフリカ共和国駐日大使のルラマ・スマッツ・ンゴニャマ氏は2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップで日本の老若男女から応援を受けスプリングボクスが優勝できたことに触れつつ「あれから2年経ち祖国から遠く離れたホームにやってきました。オリンピック・パラリンピックでも南アフリカチームは素晴らしい成績をおさめるであろう」と期待感を示した。
また、南アフリカオリンピック委員会会長のバリー・ヘンドリックス氏は、日本に対し「様々な困難があったと思いますが開催いただき感謝します。また、私たちを支援し暖かいおもてなしで歓迎していただきありがとうございます」と謝意を示した。南アフリカからは157名が参加しており「多様性のあるアスリートを率いてきた」と述べ、南アフリカ国民がテレビなどを通して競技を観戦し「子どもたちや若い人たちが自分たちを信じて、自分もなれるんだ、活躍できるんだと考えるようになるでしょう」と語り、東京オリンピック・パラリンピックが終了した後もスポーツを通して成長していきたいと意気込みを示した。
南アフリカ観光局副局長のアネミ・マラン氏からは「誇り、尊厳、威厳をもって、勝ったときも負けたときも寛大であってください。南アフリカのために能力があるということを示してきてください。そしてなによりもこの瞬間を楽しんできてください」とコメント。また、観光という側面からは「ぜひ南アフリカがどういった国なのかということを伝えてください。大会が終了した時には南アフリカが行きたいところのリストのトップに載っているような状態にしてきてください」と呼びかけた。
南アフリカ共和国スポーツ芸術文化大臣のンコシナティ・ムテトワ氏からは「コロナのパンデミックでみんな苦しんでいますけれども、私たちからの心からの成功の理念の気持ちを送りたいと思います」とビデオメッセージが送られた。またオリンピック選手団については大きな期待をしているが、プレッシャーは与えたくないとして「不安をもったチャンピオンよりも、楽しんでいるアスリートのほうがいい」と述べ、「私たちの声援を送ります。そして安全にもどってきてください」とエールを送った。