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【メキシコシティ現地レポート】コロナのレベルは「青信号」に、飲食店の24時間営業も再開

  • 2021年7月12日

市民の暮らし

 メキシコシティは連邦政府が定める病床率によって区分されるコロナウィルスの4段階(青、黄色、オレンジ、赤)の信号が6月7日より青となりました。そのため一部の学校で通常の授業が再開されましたが、引き続きオンライン授業を行っている学校もあります。現在14の州にて学校が再開されています。

 レストランは収容人数に対して50%規模で営業しており、24時間営業も認められました。映画館及びショッピングセンターも50%規模で営業しています。またサッカー等の試合も50%規模まで観客を受け入れることができるようになりました。メキシコ人が好きな週末のパーティーも最近は再開しているため、近所から賑やかな音楽や笑い声が聞こえるようになり、コロナ前に日常が少しずつ戻っていることが実感できます。

 メキシコシティ空港の全日空が利用している第1ターミナルには、24時間営業でPCR検査が受けられるブースがあります。ここでは日本入国の際に必要な政府指定のフォーマットにも記入をしてもらえます。なお、以前同様メキシコ入国には陰性証明等は必要ありません。今後日本政府の出入国の政策が緩めば、日本からの観光客もメキシコシティに限らず民芸品で有名なオアハカ等の地方都市も含めて訪問しやすくなるでしょう。

駅ビルのフードコートの様子

最後に

 最近のニュースではメキシコ選手団がオリンピックの開会式で着るユニフォームや出場予定の選手へのインタビュー等が紹介され、徐々にメキシコでもオリンピックの話題が増えつつあります。最終的にメキシコオリンピック委員会が断ったそうですが、当初メキシコ選手団は緊縮財政を公約する現大統領が断固として利用しない大統領専用機で日本へ行くという話もありました。

 メキシコはこれまで、水泳の飛び込み、テコンドー、アーチェリー等の種目で多くメダルを獲得してきましたが、今年はどうなるでしょうか。オリンピック終了後、日本からの観光客が「彩の国」と呼ばれる観光資源の豊富なメキシコへ再び訪問できる日が来ることを心より祈るばかりです。

中地晶
メキシコ観光 手配課部長
メキシコを中心とした中米専門のオペレーター。メキシコ・オリンピックが開催された1968年に創業し、以来50年以上にわたり中南米のプロフェッショナルとしてメキシコシティーに自社オフィスを構える。現地オフィスには日本人スタッフや日本語を話すスタッフが常駐。何よりもお客様の安全・安心を第一に考えた手配をおこなっています。