【カンクン現地レポート】新しいレストラン、ホテルも続々オープン
カンクン近郊の観光地の状況
グラン・セノーテ カンクン近郊の観光地の状況を見てみましょう。絶景ポイントとして有名な「グラン・セノーテ」。カンクンから南に約2時間30分。セノーテとは自然にできた地下の泉を言いますが、ユカタン半島には約7,000ものセノーテが点在すると言われています。
グラン・セノーテは日本のTV番組にもたびたび紹介されていますが、世界各国の観光客が訪れ、自然の泉での遊泳を楽しんでいます。朝の時間には太陽の光が水中に差し込み、幻想的な世界を見ることができます。コロナ禍以前は日本人観光客にも人気の観光地でしたが、今は日本人の姿を見ることがなく、寂しい限りです。
現在もヨーロッパ、ロシアの観光客が多く、午後に行くと多くの方が遊泳されているため、砂が舞い上がり、透明度が悪く、光のカーテンもない状態になりますが、観光客は多く訪れています。コロナ前とあまり変わらないのが現状です。
トゥルム遺跡 カンクン近郊にあるマヤ遺跡と言えばトゥルム遺跡。マヤ時代、「港」として繁栄したこの都市は、現在は遺跡として観光客が訪れます。西カリブ海クルーズコースの寄港地であるコスメルから多くのクルーズ船客が来る観光地でしたが、今はその姿を見ることはできません。しかし、カンクン、プラヤデルカルンやトゥルムに宿泊される観光客の方は多く、マヤ文明の探訪を楽しんでおられます。
最近、この遺跡を陸からではなく海から見るツアーも人気があり、より美しく建造部を見ることができます。遺跡見学後には 世界で2番目に長い「メソアメリカリーフまたはマヤグランリーフ」と言われるリーフ群でシュノーケリングするというツアーが真新しく、日本人のお客様にもお勧めです。主にトゥルム泊の観光客が多いですが、地元の方も参加されています。陸からでは見られない建造物が見学でき、水中ではウミガメやエイなどを見ることができます。是非、コロナ終息後はこの新しいツアーに参加しては如何でしょうか?
コロナ禍中ですが、最近カンクンのホテルゾーンでは新しいレストランのオープンが続いています。昨年はターキッシュエアラインズが就航し、イスタンブールからの直行便を利用してカンクンに訪れるアラブ諸国やヨーロッパからのお客様が多くなったことで、アラブ料理・ギリシャ料理などのレストランがオープン。地元の方にも珍しい料理を提供してくれるので、現在は観光客や地元セレブの方々で非常に繁盛しているようです。また、カンクン南のプラヤデルカルメンでもイスタンブールケバブやコーシャ系の料理を出すレストランがオープンしており、今後観光客が増えると予想されます。
また新しいホテルも続々オープンしています。カンクンホテルゾーンで空港に一番近いホテルとして、THE RESIDENCE INN BY MARRIOTTは観光またビジネス、長期滞在用としてオープン。カンクン空港から南に車で約20分の位置にあるBAHIA PETENPICHI地域にできた「SENSIRA RESORT & SPA」は家族向けのオールインクルーシブホテルとして人気が出てくると思います。家族5人で宿泊できる部屋や家族7人で宿泊できる部屋もあり、大家族でも一部屋利用で宿泊が可能。また、子供が遊ぶ施設なども充実しています。
まだ終息が見えないコロナウイルスですが、カンクンはコロナに負けず新しいレストラン、ホテルがオープンしている元気なリゾートです。世界からのお客様の数も増え、徐々に以前の活気を取り戻しています。WTTC(世界旅行観光協議会)の基準のもと皆様が安全に楽しんで頂くよう、官民一丸となり感染防止策に取り組んでいます。
カリビアンリゾートサービスジャパン(CRSジャパン)代表
カンクンのランドオペレーターとして2009年7月に設立。2017年にはユカタン州観光大使任命。細やかで知識豊富なおもてなし精神を要するVIPアテンドと気転を効かした柔軟なアイデアの経験を要するメディア取材に特に高い評価を得ているプロフェッショナルチームです。