【メキシコシティ現地レポート】観光地は制限付きで再オープン、ワクチン接種も進む
メキシコシティのホテル、飲食店、娯楽施設は
ホテル ビーチリゾートとは違い、首都メキシコシティのホテル稼働率はコロナ禍で依然低い状態が続いており、メキシコシティ空港周辺のホテルで30%前後、市内のホテルは15%~20%の稼働率となっております。各ホテル全客室数の50%規模にて営業は許可されておりますが、在宅勤務及びリモートの普及で出張も減っているようで、まだ需要は回復していない状況です。ホテルは引き続き感染予防策を実施しており、建物に入る際も入口で検温、ジェルによる手の消毒、靴底もアルコールが含まれているシートを踏んで消毒をするなど徹底されています。
飲食店、娯楽施設など レストランは現在22時まで営業が許されております。平日ビジネス街にあるレストランは閑散としておりますが、週末は外出する人が最近増え以前よりも賑わっております。
また映画館、ジム、ボーリング場等も3月下旬より再オープン致しました。
コロナの影響で在宅勤務がビジネスマンの間では広まり、感染を避けるためジムにも行かず自宅で運動する人が増えているそうです。またメキシコ人が好きな週末のパーティーもコロナ自粛の影響で減っており、以前の賑やかなメキシコは未だ影を潜めています。
イベントや旅行の状況
メキシコで毎年行われる大型イベントは多くが中止、またはオンラインで実施しており、世界的にも有名で日本からも参加することが多いグアナフアト市の文化の祭典・国際セルバンティーノ祭等もバーチャルで実施されております。
外国人観光客はビーチリゾートを中心に戻りつつありますが、日本から渡航されるには未だ時間がかかりそうです。メキシコに駐在されている方たちは日本の入国制限もあるため、バケーションシーズンの一時帰国を見送りメキシコ国内のビーチリゾートなどを訪れ、これを機にメキシコ国内旅行に目覚めた方もいらっしゃるようです。
すでにメキシコは全国民の10%以上が1回目のワクチン接種を完了しており、5月からは50代の方のワクチン接種が開始される予定です。更なるワクチン接種と感染予防対策の継続により、今後メキシコ国内の感染者が減少することで、以前の明るく活気あるメキシコが戻ることを切に願っております。
メキシコ観光 手配課部長
メキシコを中心とした中米専門のオペレーター。メキシコ・オリンピックが開催された1968年に創業し、以来50年以上にわたり中南米のプロフェッショナルとしてメキシコシティーに自社オフィスを構える。現地オフィスには日本人スタッフや日本語を話すスタッフが常駐。何よりもお客様の安全・安心を第一に考えた手配をおこなっています。