誰もが負担のない形で環境保全を-イベントプロデュースのシープラス代表 依田鋼氏
-環境保全へ関心を持ったきっかけと、今後観光産業が取り組むべき課題についてのお考えをお聞かせください
依田 恩納村にいるとあの環境を守らなければと強く感じますし、2018年に恩納村が「サンゴの村宣言」を採択したことも影響していますね。世の中のSDGsの動きや、沖縄県、恩納村の意識が変わるなかで自分達も変わってきたのだと思います。
課題とは少し違いますが、ここ1年ほどでSDGsを掲げる企業も増えてきているものの、何をやったらいいのかわからないというケースも多いのではないかと感じています。我々は小さな組織ですが、小回りが利き、使い勝手は良いので、自社の活動に裏方として上手く活用してもらいたいと考えています。
-最後に観光産業従事者へのメッセージをお願いいたします
依田 これから需要は回復に向かうでしょうし、そうならなくては困りますが、業界の形は変わると思います。元の形に戻したいという方もいるかもしれませんが、コロナが完全になくなるとは思えません。変化に対応していけるところだけが残ることになるでしょう。
今後は観光産業にもAIなどを活用したデジタルな仕組みが求められると思います。ただ、やはり観光というものは人と人、人と土地の結び付きで成り立っています。メリハリをつけてデジタルを使うところはしっかりと使いつつ、その意識を強く持って発信し続ければ、新しい旅行の形、ホスピタリティの形は必ず見えてくると信じています。
-ありがとうございました