オーストラリア メルボルン、「新型コロナウイルス」に関する最新情報

  • 2020年9月28日

メルボルンにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、旅行者が知っておくべき行動制限、観光施設、飲食店、商店のオープンなどの最新情報をお知らせいたします。

ビクトリア州では2020年6月中旬以降、メルボルン大都市圏及び近郊の新型コロナウィルスの新規感染者数の増加は現在も続いています。

9月27日の過去24時間の新規感染者数は24名と50名未満を継続しているものの、オーストラリア国内の他州と比較すると依然突出して高い数字ですが、ビクトリア州の新規感染者数は一時期より落ち着いてきております。それに伴い、現在感染者数は8月07日の6,844名をピークに減少し、9月27日現在は505名となっております。

■ メルボルン都市圏はステップ2へ以降

9月27日 23:59から、メトロポリタン都市圏は規制緩和のステップ2に移行いたしました。

当初のロードマップのステップ2では夜間外出の禁止が継続される計画でしたが、その後見直しが行われ、9月28日の午前05:00をもって夜間外出禁止は解除されました。

しかしながら、自宅から5km圏内にとどまらなくてはいけないこと、飲食店の営業はテイクアウトのみ許可等、厳しい制限は引き続き行われています。

ビクトリア州では、人数制限を超える屋外、屋内の集会に科せられる罰金を5,000AUドルに増額となることもあわせて発表されました。

■ メルボルン都市圏を除く地域ではステップ3へ移行

9月16日 23:59より、ビクトリア州のメルボルン都市圏を除く地域では、ロードマップのステップ3への移行が発表されました。外出の規制はなくなり、カフェやレストランでの食事は最大10人、屋外エリアでは最大50人まで許可されます。

■ 9月13日よりロードマップの第1ステップが開始

9月13日(日)より、ロードマップの第1ステップが開始されました。

メルボルン市内のクイーン・ビクトリア・マーケットで厳しい制限の継続に反対するデモが行われ、警察当局により参加者74人が逮捕されました。メルボルン市内では集会が禁止されておりますが、デモには200~250人が参加し、76人の逮捕者の他、176人が罰金を言い渡されたとのことです。

■ 規制解除を目指すロードマップを発表

ビクトリア州のアンドリュー首相は、新型コロナウィルスによる規制の解除に向けたロードマップを、9月06日に発表しました。このロードマップは9月13日より開始され、5段階に分かれています。

メルボルン都市圏で現在実施されている厳格なステージ4は9月13日までとされておりましたが、このロードマップの第1ステップは小さい変更点はありますが、大きな変更はない、引き続き厳しい内容となっています。

それぞれのステップに進む暫定的な日にちが明記されておりますが、次ステップへ進むための基準値もあわせて設定されており、その数値を達成していない場合は次のステップへの移行も行われず、全面的な解除の日程は先へずれ込みます。

長く厳しく感染者0を目指すロードマップの内容に、ビジネス関係者を中心に「Roadmap to Nowhere」(行き先のないロードマップ)と落胆の声もあがっています。

◎ 第1ステップ

メルボルン都市圏 ※完了済

* 21:00~翌朝05:00まで外出禁止

* 自宅でできない場合は、仕事や教育などの許可された理由を除いて、

 自宅から5km以内に滞在すること。

* 運動またはレクリエーション --- 2人または1世帯が屋外で2時間以内に集合できること

* ホームへの訪問は、一人暮らしの場合は指名訪問者1名 / ひとり親(18歳未満の子供全員)

* 保育・学校は、許可を受けた労働者の子どもを現場監督する遠隔・柔軟な学習を継続

* 必需品の買い物は、1世帯1人、1日1回

* レストラン・カフェの営業は持ち帰り・宅配のみ

ビクトリア州その他の地域

現在の規制から変更なし

◎ 第2ステップ

メルボルン都市圏 ※現在実施中(9月27日 23:59より)

〔実施の基準値〕

 メルボルン都市圏の過去14日間の1日平均新規感染者数が30~50症例

* 夜間外出禁止は解除となりました

* 下記4つの理由の場合のみ、自宅を離れることを許可:

 学校や仕事(これらが自宅でできない場合)

 介護や介護

 必需品の購入

 運動など

* 外出は自宅から5km圏内まで ※追加

* 外での運動は1日2回、合計2時間以内まで ※追加

* 公共の場での集会:

 最大2世帯5名まで屋外での交流が可能(生後12ヵ月未満の乳幼児は対象外)

* チャイルドケア(保育園)の再開

* セカンダリーの生徒については、11~12年生を除き、ターム4が再開されると、

 セカンドステップでの遠隔学習と柔軟な学習が継続。 ※一部追加

* 第4タームでは、10月12日からプレップから6年生、VCE(Y11-12、または VCEやVCALの

 科目を履修している生徒)、特別支援学校の生徒のために、段階的に現場での学習が再開。 ※追加

* パーソナルトレーナーによる屋外での運動が許可(最大2名のクライアントまで) ※一部追加

* レストラン・カフェの営業は持ち帰り・宅配のみ

ビクトリア州その他の地域 ※完了済

* 下記4つの理由の場合のみ、自宅を離れることを許可:

 学校や仕事(これらが自宅でできない場合)

 介護や介護

 必需品の購入

 運動など

* 公共の場での集会:

 最大2世帯5名まで屋外での交流が可能(生後12ヵ月未満の乳幼児は対象外)

* ホームへの訪問は、一人暮らしの場合は指名訪問者1名 / ひとり親(18歳未満の子供全員)

* 託児所を開放しています

* 学校は安全対策を行いでターム4から現場学習に戻る

* 屋外での運動やレクリエーションを許可

* レストラン・カフェの営業は持ち帰り・宅配のみ

* 小売: オープン、密度などの制限あり、理容オープン

◎ 第3ステップ

メルボルン都市圏(10月26日)

〔実施の基準値〕

 ビクトリア州全体で過去14日間の1日平均症例数が5未満、

 かつ直近14日間に発生源が不明なものが5件未満

* 外出制限なし

* 可能な限り外で他の人と一緒に過ごす

* 人前での集まり: 10名まで

* 他1世帯(5名まで)からの来客可

* 学校は3年生から10年生までの現場学習へ復帰

* ホスピタリティは主に屋外での着席サービスのみの営業

* パーソナルケアを除く全店オープン(美容室オープン)

ビクトリア州その他の地域※現在実施中(9月16日 23:59より)

* 外出制限なし

* 可能な限り外で他の人と一緒に過ごす

* 公共の場での集まり: 屋外で10名まで

* 他1世帯(5名まで)からの来客可

* 学校は安全対策を行いターム4から現場学習に戻る

* カフェ、レストランでは、屋内は4平米ルール上で最大10名まで、

 屋外は2平米ルール上で最大50名まで。テーブル間を1.5m離すこと ※追加

* 全ての小売店は営業可 ※追加

* 美容院、タトゥーパーラー、美容サービスは、施術中にフェイスカバーを着用の上営業可 ※追加

◎ 第4ステップ

ビクトリア州全体(11月23日)

〔実施の基準値〕

 ビクトリア州全体で過去14日間に新規感染者なし

* 外出制限なし

* 公共の集まり: 屋外で最大50名まで

* 家庭内の来訪者: 一度に20人までの来訪者

* 学校は安全対策を施した上で現場学習へ復帰

* 着席サービスのみのホスピタリティオープン

* 安全対策を施した上で全店オープン

* 組織的なコンタクトスポーツの段階的な復帰を全年齢対象に再開。観客の制限

* ギャラリー、博物館、その他の娯楽施設は、いくつかの制限付きでオープン

◎ 第5ステップ

COVIDノーマル

〔実施の基準値〕

 ビクトリア州全体で過去28日間に新規感染者なし

* 外出制限なし

* 公の場での集会には制限はないが、主催者は出席者の記録を残すことが推奨

* 自宅での来客制限なし

* 学校は安全対策を施した上で現場学習へ復帰

* ホスピタリティと小売業はすべてオープン

* 冠婚葬祭に制限はないが、主催者は出席者の記録を残すことが推奨

* 地域スポーツ・観戦制限なし

* ギャラリー、美術館、博物館などの娯楽施設が安全対策と入館者記録保存を行いオープン

※注意

 各ステップが開始される日は目安とされた暫定的な日であり、実際の実施日は

 次のステップに移るための基準値の達成状況、公衆衛生機関の勧告により決定されます。

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■ 8月02日 23:59よりマスク着用の義務化を全ビクトリア州に拡大

8月02日 23:59よりより、マスク着用の義務化は全ビクトリア州に拡大されました。合法的な例外がない限り、ビクトリア州の誰もが家を出るときは顔カバーを着用する必要があります。

12歳未満の子供は、フェイスカバーを着用する必要はありません。

マスクには、スカーフやバンダナ等で代用しても構いません。

マスクを着用、または携帯していない場合は、200AUドルの罰金が科せられます。

★ 本情報の注意事項

* オーストラリアでは連邦政府が国境に関する規制、及びオーストラリア国内の大枠の制限を決め、各州政府が更に細かい制限を決定します。

* オーストラリア連邦政府と各州の政府とで同じ事柄に対して異なる制限がある場合、州政府の決めた制限が優先されます。

* 当該情報によって生じた損害・不利益等についていかなる責任も負いかねます。

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■ ビクトリア州の新型コロナ感染状況

ビクトリア州での新規感染者数の増加は、8月04日の1日687名ピークに落ち着いてきており、現在はメルボルン及び周辺を中心に1日100名前後、日によっては2桁の新規感染者が確認されるという状況です。

9月28日現在

* 総感染者数 27,040名  * 新規感染者数 24名

* 現感染者数    505名  * 死者数   872名

■ 観光・旅行関連の行動制限

◎ 旅行の制限

 ビクトリア州では州境の閉鎖は行っておらず、他州への旅行の制限はありませんが、

 他州側でビクトリア州からの旅行を制限している州・準州がありますので、その規制に従う必要があります。

◎ 観光施設

 動物園、遊園地、美術館、博物館などの営業禁止。

◎ レストラン等飲食店

 店内営業禁止。持ち帰り、デリバリーのみ許可。

◎ ショッピング

* スーパーマーケット、食料品店、酒屋、薬局、ガソリンスタンド、銀行、通信社、郵便局、およびヘルスケアのみ営業可能。

* 買い物は、自宅から半径5km以内まで。

* 買い物は、食料と必要な物資のみ許可。1日1回まで。

■ その他生活関連

◎ 集会の制限

 8月05日より結婚式の禁止。

◎ スポーツと運動

 1日最大1時間、自宅から半径5km以内で行い、最大2人まで。

◎ その他

* 外出時にはマスクの着用義務。違反の場合は200AUドルの罰金。

* 20:00~翌朝05:00まで外出禁止。(仕事、介護、医療は例外)

* 学校はリモート学習へ移行。

■ 新型コロナウィルスに関する外部情報

* 在メルボルン日本国総領事館 新型コロナウィルス情報

 https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

* オーストラリア連邦政府 新型コロナウィルス感染者数状況

 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers

* ビクトリア州政府 新型コロナウィルス感染者数状況

 https://www.dhhs.vic.gov.au/coronavirus

* ビクトリア州政府 新型コロナウィルスの行動制限

 https://www.dhhs.vic.gov.au/victorias-restriction-levels-covid-19

情報提供:株式会社トランスオービット日本海外ツアーオペレーター協会