ブランドUSA、短編映画「アメリカ・ワイルド」のオンライン
上映会-ロケ地プロモーション強化へ[PR]

  • 2020年9月7日

 ブランドUSAは8月25日に「アメリカ・ワイルド(原題:National Parks Adventure)」のオンライン上映会をおこなった。ブランドUSAではオンラインを活用した様々なプログラムを定期的に企画、実施しており、今回もその一環。

 この映画は、2016年に公開されアメリカ国立公園制度の生誕100周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画。第73回アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『ドルフィン』などを手掛けたグレッグ・マクギリヴレイ氏が監督を務めた。

エニス氏

 上映会に先立ち、ブランドUSA グローバル・トレード開発担当 バイス・プレジデントのジャッキー・エニス氏が挨拶。日本の旅行業界とのパートナーシップに感謝を示すとともに、「この映画の内容やブランドUSAが提供するさまざまなデジタル素材を活用して、将来のアメリカ旅行商品の造成・販売に役立ててほしい」と呼びかけた。

 「アメリカ・ワイルド」は、2つの物語が重なり合う映画。ひとつは 1903 年にセオドア・ルーズベルト大統領と植物学者ジョン・ミューアが、自然環境保護の観点から国立公園という制度を考え出す物語。もうひとつは有名な登山家のコンラッド・アンカー、その息子のマックス・ロウ、 2 人の友人のレイチェル・ポールが、さまざまな国立公園を巡り、アウトドアアドベンチャーを体験するというもの。

◯映画に登場する国立公園などは以下の12ヶ所
・ミシガン州のピクチャードロックス国立湖岸
・オレゴン州のクレーターレイク国立公園
・ワイオミング州のグランドティトン国立公園
・モンタナ州のグレイシャー国立公園
・ワイオミング州のデビルスタワー国定記念物
・ユタ州モアブ
・ユタ州のブライスキャニオン国立公園
・アラスカ州のカトマイ国立公園および保護区
・アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園
・カリフォルニア州のヨセミテ国立公園
・アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州にまたがるヨセミテ国立公園
・ユタ州のキャニオンランズ国立公園
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 ブランドUSAでは、観光プロモーションの一環として短編映画の制作に力を入れており、2018年にはアメリカの多彩な音楽文化を紹介する「アメリカン・ミュージック・ジャーニー」を公開。今年2月には、エクスペディアとユナイテッド航空(UA)がスポンサーとなり、アウトドア体験に焦点を当てた「Into Nature’s Wild」をアメリカで公開した。今後、日本を含む海外でも上映される予定だ。

高久氏

 ブランドUSA日本事務所旅行業界担当ディレクターの高久渉氏は、「Into Nature’s Wild」のロケ地のプロモーションを強化していく考えを示したうえで、旅行会社に向けてアフターコロナのコンテンツとして商品の造成を呼びかけた。

ブランドUSAが提供する「GoUSA TV」は、国立公園やロード・トリップ、音楽やグルメなど様々なテーマの番組を紹介しており、スマホアプリ、スマートTVの無料チャンネル、インターネットではYouTubeで視聴することができる。

ブランドUSAの旅行業界向けウェブサイト

 ウェビナーでは、上映会に加えて、改めてブランドUSAのオンラインツールの活用方法も説明。旅行業界向けウェブサイトでは、日本語で50以上のモデルコースが用意され、ゲートウェイ都市からの旅程をテーマやエリアごとに組み合わせることが可能な機能が紹介されたほか、あまり知られていない旅程を提案する「インサイダーガイド」、オーダーメイドの旅程作成が可能な「トリッププランナー」、高解像度の画像が活用できる「メディアバレット」などの使い方が説明された。