ANAとJAL、GWの国際線旅客は1万人未満、利用率21%
全日空(NH)と日本航空(JL)がこのほど発表したゴールデンウィークの利用状況によると、2社の国際線利用者数の合計は前年比98.2%減の8621人で、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を大きく受けて1万人を下回る結果となった。座席数は92.6%減の4万212席で、利用率は65.1ポイント減の21.4%だった(関連記事)。
NHの利用者数は97.3%減の6591人で、座席数が90.8%減の2万6992席だったところ、利用率は57.6ポイント減の24.4%。JLの利用者数は99.1%減の2030人、座席数は94.7%減の1万3220席で、利用率は72.0ポイント減の15.4%だった。ともに4月22日の予約状況発表時からさらに座席数を絞り込んだものの、移動自粛の勢いの方が上回り、NHの利用率は予約率と比べて5.4ポイント低下。JLの利用率は19.6ポイントも低下した。
国内線に関しては、NHの利用者数は96.5%減の4万5228人で、座席数が84.3%減の23万2332席だったところ、利用率は66.9ポイント減の19.5%となった。JLの利用者数は95.1%減の4万7646人、座席数は70.9%減の31万6929席、利用率は75.3ポイント減の15.0%。