JTB、2月の海外旅行はコロナで15%減、国内も11%減
JTBグループ11社(※)の今年2月の総取扱額は、前年比14.6%減の1002億1200万円となった。海外旅行は15.3%減の379億3400万円、国内旅行は11.1%減の587億100万円、訪日旅行などの国際旅行は44.9%減の35億7700万円で、いずれも新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて大きく落ち込んだ。
海外旅行のうち団体旅行は7.9%減で、一般団体は6.7%減、教育団体は10.0%減。企画商品は4.8%減で、このうちルックJTB・JTBお買得旅は6.3%減となったが、メディア企画商品については9.2%増となった。海外旅行全体の取扱人数は15.8%減で、2月の出国者数に占めるJTBグループのシェアは0.3ポイント減の15.2%。方面別ではハワイが5.9%増、グアム・サイパンが0.6%増とそれぞれ増加した。
国内旅行のうち団体旅行は6.8%減で、一般団体は4.2%減、教育団体は13.6%減。企画商品は12.6%減で、このうちエースJTBは12.6%減だった。エースJTBの取扱人数は15.0%減で、増加は9.1%増の東北のみ。同社によれば昨年の減少からの反動に加えて、暖冬による影響などが考えられるという。