東武トップ、1月実績は前年割れも海外24%増-コロナ影響は3月から
東武トップツアーズの2020年1月の取扱実績で、海外、国内、訪日の旅行事業とその他部門を合計した総取扱額は前年比1.0%減の71億5015万円となった。海外旅行が24.3%オズの20億4445万円と好調だったものの、国内旅行が7.7%減の48億1692万円、訪日旅行が24.5%減の1億8280万円、その他が10.0%減の1億598万円と苦戦した。
海外旅行のうち個人旅行は企画商品が14.0%減、それ以外の個人旅行が20.6%減となったものの、団体旅行が68.7%増と大きく伸長。内訳としては一般団体が88.6%増となったことに加え、教育旅行が4.3%増となった。
取扱人数では、団体旅行は74.2%増で、大洋州が24倍となったほかグアム・サイパンも170.8%増、シンガポールが54.6%増、欧州・ロシアが19.8%増などと前年を上回った。企画商品の取扱人数は19.2%減であったが、北米は73.3%、ハワイは16.8%増、グアム・サイパンは1.7%増と好調だった。
また、国内旅行のうち団体旅行は7.1%減で、一般団体が15.2%減となった一方、教育旅行は4.4%増とプラス成長した。個人旅行では、企画商品が14.2%減、それ以外の個人旅行が5.5%減であった。
東武トップツアーズによると、出発日ベースでの集計のため1月は新型コロナウィルス(COVID-19)の影響が「まったく出ていない」と言える水準だった。2月もほぼ同様で、影響が生じたのは3月からという。