シンガポール、「新型コロナウイルス」への対応について (在シンガポール日本国大使館発出情報)

  • 2020年3月16日

「新型コロナウイルス」の感染拡大を受け、2020年3月16日(月) 深夜23:59より、日本からシンガポールへの入国制限が強化されます。

既に同措置が取られていた中国、イラン、イタリア、韓国に加え、日本とアセアン全域が追加されます。

以下に在シンガポール日本国大使館発出情報をお知らせいたしますので、、近日中にシンガポールへのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。


シンガポールにおけるコロナウイルスに対する対応について

1. シンガポール保健省(MOH)は、シンガポール国内における感染者数を次の通り公表しています(14日現在)。

 詳細は、保健省ホームページを確認下さい。

 * 感染者数 212名(累計)

 * 退院者数 105名(累計)

 * 死亡事例 0名

 ※保健省ホームページ

  https://www.moh.gov.sg/news-highlights/details/eight-more-cases-discharged-twelve-new-cases-of-covid-19-infection-confirmed

2. また、本15日、同保健省は更なる海外からの流入症例を防止するための措置として概要次の通り公表しました。

 詳細は、保健省ホームページを確認下さい。

 ※保健省ホームページ

  https://www.moh.gov.sg/news-highlights/details/additional-precautionary-measures-to-prevent-further-importation-of-covid-19-cases

(1) 世界的に135カ国で150、000名以上の新型コロナウイルスの症例と5、000人以上の死亡者がありその数は急速に増加。3月12日に予防措置を関係省庁タスクフォースが発行して以来、25、000件を越える新規症例があり、これら症例の大部分は中国国外で報告されている。

 世界保健機構(WHO)は、流行の震源地が現在ヨーロッパに移行していることを示しており、現在、中国よりもそれ以外で多くの症例が報告されている。

(2) 最近3日間シンガポールにおいては、25件の新規症例が増加。これらのうち3/4以上が流入症例であり、内9割が海外より帰国のシンガポール市民・永住者及び長期滞在ビザ所持者。

 流入症例の1/4以上がASEAN諸国からの流入。

 封じ込めに集中している重要な時期に流入症例はシンガポールの医療に大きな負担となっている。

(3) 入国制限

 3月16日 23:59から、過去14日以内に、日本・ASEAN諸国・スイス・英国への過去14日以内の渡航歴を持つ全ての旅行者(市民・永住者・長期滞在ビザ保持者・短期滞在者)はSHN(Stay-Home Notice / シンガポール帰国日から14日間の自宅待機 / 外出禁止)措置とする。

 また、SHN期間の居所(自宅/ホテル等)を提示する必要がある。

 無症状であっても新型コロナウイルス検査(スワブ検査)を受けさせられる場合もある。

(4) 3月16日 23:59から、上記のSHN要件に加え、ASEAN諸国国籍を有する短期滞在者は、シンガポールに渡航する前に居住する国のシンガポール大使館を通じてMOHによる事前承認を得る必要があり、入国時に移民管理局(ICA)により事前承認が確認される。

(5) 人材開発省(MOM)は、シンガポールに入国する外国人家事補助者の為の新規措置を実施。

 (詳細は次のMOMのホームページ参照)

  https://www.mom.gov.sg/newsroom/press-releases/2020/0315-entry-approval-and-shn-requirements-for-all-new-and-returning-foreign-domestic-workers

(6) 以前に発出の、中国本土(湖北省以外/湖北省よりの帰国者は検疫対象)・イラン・イタリア・フランスドイツ・韓国・スペインから帰国する市民・永住者・長期滞在ビザ所持者へのSHN(Stay-Home Notice / シンガポール帰国日から14日間の外出禁止)措置は継続。

 また、これらの地域からの短期滞在者は入国およびトランジットができない。

(7) シンガポールに入国する発熱・呼吸器症状のある旅行者は、旅行歴に関係なく、検査所で新型コロナウイルス検査(スワブ検査)の受検が義務。また、SHN(Stay-Home Notice / シンガポール帰国日から14日間の外出禁止 / 外国人訪問者はホテル可)措置を発行。

 この検査結果が陰性であっても、感染の可能性がないということにはならないことからSHNに服する必要がある。臨床的に感染が疑われる場合には病院に送致される。

(8) これら入国制限措置は30日後に見直される。

 また、今後、世界的状況・国内状況に鑑み他国にも入国制限措置を拡大する可能性がある。

(9) 渡航勧告

 シンガポール国民に対して即時に、不要不急のすべての海外渡航の延期を勧告。

 この勧告は30日間適用され、その後見直される。

【List of Countries/ Regions and Border Control Measures】

Travel History in the last 14-days in Countries/Regions:

■ Hubei province(mainland China)

* For Singapore Residents and Long-Term Pass Holders: 14-day quarantine

* For Short-Term Visitors: Not allowed entry or transit

■ Mainland China(except Hubei province), France, Germany, Italy, Iran, Republic of Korea, and Spain

* For Singapore Residents and Long-Term Pass Holders: 14-day SHN

* For Short-Term Visitors: Not allowed entry or transit

■(NEW) ASEAN countries

* For Singapore Residents and Long-Term Pass Holders:14-day SHN

* For Short-Term Visitors: 14-day SHN

Short-term visitors who are ASEAN nationals will also be required to submit requisite health information for approval before travelling

■(NEW) Japan, Switzerland, and the United Kingdom

* For Singapore Residents and Long-Term Pass Holders: 14-day SHN

* For Short-Term Visitors: 14-day SHN

※シンガポール保健省(MOHホームページ)

 https://www.moh.gov.sg/

◎ 在シンガポール日本国大使館

 TEL: 6235-8855

 FAX: 6733-5612

 E-mail: ryoji@sn.mofa.go.jp

 詳細: http://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※注: 上記Eメールアドレスは、アットマーク(@)が全角になっております。

 メール送信時にはアットマークを半角に変換し、送信ください

情報提供:株式会社 サザンクロスインターナショナル日本海外ツアーオペレーター協会