インドも日本人の入国を制限、発給済みのビザ無効に

  • 2020年3月4日

 在インド日本大使館によればインド政府は3月3日、インドに未入国の日本人に関して、同日以前に発給した通常のビザおよび電子ビザを無効化した。日本における新型コロナウイルスの感染拡大を受けての措置で、インドに入国する必要がある人は今後、インド大使館などで新たなビザを申請する必要がある。また、2月1日以降に日本を訪問した外国人に発給したビザも無効化する。イタリア、イラン、韓国についても同様の対応をとる。

 インド政府はそのほか、日本などから到着する航空機の搭乗者には、入国前の発熱検査と健康診断カードによるスクリーニングを実施中。37.22度以上の発熱や咳などの呼吸器症状がある場合は、検疫施設や医療機関などに送致され、一定期間停留される可能性がある。また、入国後28日間は観察対象者とされ、健康状態などについて照会されることがあるとしている。