エアトリ、20年度1Qは売上68%増、各利益プラスに
エアトリ(旧社名:エボラブルアジア)の2020年9月期第1四半期(2019年10月1日~12月31日)の連結売上高は、前年比68.5%増の79億8000万円となり、営業利益は1億8300万円の赤字から8億円の黒字へとプラス転換した。広告費の抑制などによるもので、税引前利益も2億400万円の赤字から7億4800万円に、四半期利益も1億5000万円の赤字から6億6900万円にそれぞれプラス転換している。取扱高は23%増の約360億円だった。
同社によれば、今回の第1四半期は過去最大規模の広告を展開した前年同期よりも広告費を抑制したことで、粗利益に対する広告費率は前年の50.5%から29.1%にまで低減。最重要KPIとするオーガニック粗利率は2年間で245%成長したという。オンライン旅行事業部門の売上高は前年比79.5%増の74億200万円で、営業利益は1億9600万円の赤字から9億500万円の黒字となった。
通期については予想値を据え置き、売上高は56.5%増の380億円、営業利益は194.0%増の20億円を見込む。新型コロナウイルスによる影響については、海外旅行のマイナスを国内旅行やその他の事業領域でカバーできるとしている。