ANA・JAL、年末年始の国内線は旅客数、利用率とも好調
全日空(NH)と日本航空(JL)の2019年度年末年始期間(2019年12月27日~2020年1月5日)の国内線利用実績で、2社合計の旅客数は前年比7.0%増の273万8196人となった。座席数は4.8%増の331万1364席で、利用率は1.8ポイント増の82.7%と前年を上回った。
2社を比較すると、NHの旅客数は8.4%増の156万9025人となったのに対し、JLは5.3%増の116万9171人と差が開いた。座席数もNHが5.8%増の190万6669席としたのに対し、JLは3.4%増の140万4695席であった。ただし、利用率はNHが2.0ポイント増の82.3%であったが、JLは1.5ポイント増ながら83.2%とNHを上回った。
方面別では、NH、JLともに発表している方面すべてで旅客数が前年を上回った。座席数では、NHの関西線のみ1.9%減と前年を下回っている。
なお、12月20日に発表した予約状況との差を見ると、NHは8万4505人の旅客を新たに獲得したのに対し、JLは5万8712人追加したかたち。座席数では、NHは当初予定より2166席、JLは9237席少なく運航している。