シンガポール政府観光局、MICEプログラム「INSPIRE」を本格始動[PR]

団体向けに現地で楽しめる無料体験を用意
日本でも旅行会社や企業に積極提案

MICE都市として世界から認められるシンガポール

タン氏

 こうした強みから、シンガポールは、国際会議協会(ICCA)のグローバルランキングで、アジア太平洋で17年連続トップ・コンベンションシティに輝くなど数々の調査でトップになり、MICE市場での競争力の高さを示している。

 その調査結果を反映するように、シンガポールでは毎年さまざまな大規模な会議やイベントが開催されており、2020年以降もすでに開催が決定しているイベントも多い。

2020年も様々な国際会議や展示会の開催が決定しておりMICE都市シンガポールの競争力の高さがうかがえる

 たとえば、2020年から2021年にかけては、約8,000人の参加者が見込まれている世界最大の知的財産専門家の会合「国際商標協会(INTA)」の年次会合が開催されるほか、2020年にはライオンズクラブの国際大会、2021年にはアジア太平洋の生命保険会議、2022年には医療用画像処理やコンピューター支援手術の国際会議が東南アジアで初めてシンガポールで開催される。

 タン氏は、MICEを支えているのは地元の「パッション」だという。「シンガポールの観光産業で働く人たちには、海外からのお客様を迎え入れるパッションがある」。STBのタグライン「Passion Made Possible」と同様に、MICEマーケットでもシンガポールの情熱がさまざまな会議やイベントを成功に導くベースになっている。

20人以上が対象のINSPIRE、日本向けに厳選した体験を提案

 MICE向け無料体験プログラム「INSPIRE」は2019年9月10日から日本を含めたグローバルで展開している。

お申し込みの条件は
1.企画段階で他のデスティネーションと競合している
2.2021年12月31日までに旅行を完了する(お申込みは2021年3月31日まで)
3.グループ規模が20~250名の日本出発の社員旅行・報奨旅行
4.2泊3日以上シンガポールに滞在

 シンガポール現地企業29社と提携することで、さまざまな現地体験を提供。『ダイニング』『ソーシャルネットワーキング』『アトラクション』『エンターテイメント&ナイトライフ』『テーマ別ツアー』『チームビルディング』の6つを柱として、厳選された60種類以上のアクティビティを用意する。

 ローカル体験は、レジャーだけでなくMICEの誘致でも重要なポイントになっている」とタン氏。日本の旅行会社からもMICEでの現地体験を要望する声があるという。日本からのMとI団体の平均参加人数は54人であることから、「INSPIREのプログラムはニーズに合致している」と期待を込める。

シンガポール政府観光局MICEサイト(※クリックでリンク)



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日本のMICEに適したINSPIREプログラムを紹介