阪急3社、10月の取扱額は1.2%減、国内と外国人は好調

  • 2019年12月17日

 阪急交通社と阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナルの3社を合計した2019年10月の旅行取扱額は、前年比1.2%減の356億3685万円であった。海外旅行が4.4%減の209億6563万円と苦戦した一方、外国人旅行が6.5%増の6億3400万円、国内旅行が3.6%増の140億3722万円と前年を上回った。

 阪急交通社は海外が4.2%減の172億40万円、外国人旅行が6.1%増の6億2763万円、国内旅行が3.8%増の138億6810万円、合計が0.7%減の316億9613万円。海外は韓国と香港が情勢の影響を受けたが、その他の方面は欧州を中心に好調だったといい、豪州は特に路線増の効果もあって31%増となったという。国内旅行は、昨年に地震で需要が減少した北海道が反動増となったほか、沖縄もフリープランの売れ行きが好調だった。

 阪急阪神ビジネストラベルは海外旅行が9.0%減の37億1493万円、外国人旅行が75.6%増の637万円、国内旅行が19.4%減の2億5984万円で、合計は9.7%減の39億8114万円。タイとインドがプラス成長したものの、中国などその他アジア方面、さらに国内出張の取り扱いも減少した。

 このほか阪神トラベル・インターナショナルは、海外旅行が3.8%増の3億3282万円で国内旅行が13.9%増の859万円。合計は4.1%増の3億4142万円となった。

※訂正案内(編集部 2019年12月18日10時05分)
訂正箇所:第1段落最終文
「総取扱額の前年割れは9月から3ヶ月連続。」を削除

お詫びして訂正いたします。