主要49社、7月の海外旅行は2.6%減、2ヶ月連続マイナス
観光庁が取りまとめた2019年7月の主要旅行会社49社による旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は2.6%減の1781億4237万円となった。6月から2ヶ月連続での前年割れ。
前年からの増減を見ると、プラスとなったのは12社のみで、取扱額の上位10社のなかでは阪急交通社グループ3社の5.2%増、東武トップツアーズの20.2%増だけだった。
また取扱額が10億円を超えた企業は20社で、日産クリエイティブサービスは昨年には10億8714万円を計上したが今年は8億6100万円と割り込んだ。20社のうちで伸び率が最も高かったのは東武トップツアーズで、次いで旅工房が12.9%増となった。逆に最も苦戦したのは西鉄旅行で、16.8%減と大きく減少した。
募集型企画旅行の取扱状況では、取扱額が5.7%減の356億5024万円で、取扱人数は3.6%減の14万3377人となり、単価は2.1%減となった。
なお、国内旅行の取扱額は3.0%減の2349億1427万円、外国人旅行は6.4%増の189億2212万円となり、海外旅行との合計は2.4%減の4319億7876万円となった。