成田、上半期旅客数が6年連続で過去最高、国際線も2年連続
成田空港(NAA)によると2019年上半期(1月~6月)の利用状況(速報値)で、国際線と国内線を合計した総旅客数は前年比5%増の2167万3022人となり、6年連続で過去最高となった。
このうち国際線旅客数は5%増の1796万6767人となり、2年連続で過去最高を更新した。好調な外国人旅客数が6%増の921万1063人と上半期として初めて900万人を突破したほか、日本人も5%増の690万7736万人と前年を上回った。通過客は1%減の184万7968人だった。国内線旅客数は6%増の370万6255人とゴールデンウィークの10連休が追い風となり、2年ぶりに最高値を更新した。
国際線旅客数を方面別で見ると、最も伸び率が高かったのはアフリカ線で、34%増の2万2700人。次いで欧州線が12%増の76万500人、韓国線の10%増の100万5000人と続いた。旅客便の発着回数は5%増の11万5534回。このうち国際線は4%増の8万9656回で上半期の過去最高を記録。チェジュ航空(7C)が1103回増の2757回となり、日本航空(JL)、全日空(NH)、ユナイテッド航空(UA)に次ぐ規模となった一方、デルタ航空(DL)は737回現の2452回となっている。国内線は5%増の2万5878回だった。
国際線の方面別では、韓国線が14%増の1万1532回と最も伸長。次いで欧州線が12%増の7154回。
なお、6月単月など詳細データは下掲の通り。
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成田 路線別輸送実績 2019年上期
路線 | 旅客数 | 前年比(%) | 発着回数 | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|
太平洋線 | 1,793,500 | 40,800(+2) | 16,912 | 3(0) |
欧州線 | 760,500 | 79,700(+12) | 7,154 | 757(+12) |
アジア線 | 2,246,200 | 128,000(+6) | 21,423 | 506(+2) |
中国線 | 1,037,200 | 11,600(+1) | 12,756 | 98(+1) |
韓国線 | 1,005,000 | 91,800(+10) | 11,532 | 1,419(+14) |
台湾線 | 728,300 | 13,700(+2) | 6,747 | 355(+5) |
香港線 | 779,300 | 35,200(+5) | 6,747 | 10(0) |
オセアニア線 | 337,800 | 10,400(+3) | 3,014 | 51(+2) |
グアム線 | 209,900 | 12,700(+6) | 2,252 | +231(+11) |
アフリカ線 | 22,700 | 5,700(+34) | 282 | 70(+33) |
成田 路線別輸送実績 2019年6月
路線 | 旅客数 | 前年比(%) | 発着回数 | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|
太平洋線 | 328,200 | 13,400(+4) | 2,926 | 55(+2) |
欧州線 | 145,300 | 19,300(+15) | 1,331 | 184(+16) |
アジア線 | 356,800 | 4,000(+1) | 3,513 | -30(-1) |
中国線 | 177,700 | -100(+0) | 2,147 | 33(+2) |
韓国線 | 171,300 | 17,200(+11) | 1,948 | 255(+15) |
台湾線 | 116,800 | -2,200(-2) | 1,207 | -55(-4) |
香港線 | 119,800 | 1,200(+1) | 1,051 | -45(-4) |
オセアニア線 | 44,200 | 2,700(+7) | 422 | -4(-1) |
グアム線 | 25,700 | -1,000(-4) | 300 | 0(0) |
アフリカ線 | 3,400 | 600(+21) | 44 | 2(+5) |