主要49社、4月は国内も9%増、GW効果-訪日は7%増

  • 2019年6月12日

 観光庁が発表した主要旅行会社49社の今年4月の旅行取扱状況によると、国内旅行取扱額の総額は前年比9.1%増の2321億3887万円、訪日旅行は7.4%増の282億1329万円となった。観光庁によれば、国内旅行はゴールデンウィークの10連休効果により全方面が好調。訪日旅行はイースター休暇の影響により、欧米豪などが伸長したという。

 国内旅行の取扱額が最も大きかったのはJTB11社で、11.6%増の799億8776万円。2位は日本旅行で22.9%増の253億1184万円、3位はKNT-CTホールディングス13社で0.3%増の242億9262万円だった。伸び率は旅工房が67.5%増で最も高く、取扱額が10億円超の企業では郵船トラベルの28.9%が、取扱額100億円超ではジャルパックの29.8%増が最も伸長した。

 訪日旅行も取扱額の1位はJTB11社で、2.1%増の102億2114万円。2位は日本旅行で16.9%増の67億3234万円、3位はHIS6社で10.4%増の50億8220万円だった。伸び率は55万円から842万円に伸ばしたヤマハトラベルサービスが1420.0%増で最も高く、取扱額1億円超の企業ではジェイアール東海ツアーズの64.1%増が、10億円超ではKNT-CTホールディングス13社が18.3%増で1位となった。

 募集型企画旅行については、国内の総取扱額は11.2%増の806億641万円で、取扱人数は3.5%増の263万3840人。訪日の総取扱額は12.9%減の7億4128円で、取扱人数は0.4%減の6万2630人となった。

 なお、海外旅行の総取扱額は23.4%増の1819億4128万円で、国内・訪日との合計は14.5%増の4422億9344万円となった。


主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)