国内LCC4社のGW、旅客数は9.7%増、利用率2.3pt増
ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)がこのほど発表したゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)の利用実績によると、4社の国際線と国内線の旅客数の合計は前年比9.7%増の52万7732人となった。座席数は7.0%増の58万3992席、利用率は2.3ポイント増の90.4%。エアアジア・ジャパン(DJ)は予約状況を公開していない。
国際線の旅客数の合計は4.0%増の14万1049人で、座席数は4.2%増の16万362席、利用率は0.2ポイント減の88.0%となった。国内線の合計は12.0%増の38万6683人で、座席数は8.1%増の42万3630席、利用率は3.2ポイント増の91.3%。日系大手2社と同様に(下記関連記事)、国際線に比して国内線が全項目で顕著に増加した。
各社別の際内合計の旅客数は、MMとの統合に向けて路線網を段階的に縮小しているJW以外はいずれも増加した。旅客数の1位はGKで14.6%増の21万9539人。利用率とその伸びも1位はGKで、5.8ポイント増の92.0%だった。
国際線の旅客数の1位はMMで12.8%増の8万1020人、伸び率の1位はIJで79.4%増の1万4016人だった。利用率も1位はIJで、1.1ポイント増の95.1%。利用率の伸び率の1位はGKで4.9ポイント増の90.8%となった。MMとJWは利用率を下げた。
国内線の旅客数の1位はGKで18.0%増の20万750人。伸び率の1位は国際線と同様にIJで、184.0%増の2万1484人だった。利用率の1位はMMが2.6ポイント増の94.3%。利用率の伸び率の1位はGKで5.9ポイント増の92.1%となった。
なお、各社が4月19日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。