シルバーシー、シルバーミューズをお披露目-4月から日本支社設立の発表も
シルバーシー・クルーズは4月16日、「シルバーミューズ」の東京への初入港に合わせて旅行業界、メディア向けにレセプションを開催した。シルバーシー・クルーズヨーロッパ・アジア統括マネージングダイレクターのアルフレッド・スパドン氏は「本日は2つの喜ばしいことを報告したい。1つはシルバーミューズが東京に初入港したこと。もう一つは日本支社を設立したこと」と4月1日に正式発表した日本支社設立の喜びを表明した。
日本・韓国支社長に就任した、糸川雄介氏は、日本支社の設立について「ビジネスパートナーからは前向きにとらえてもらえていると思う」とコメント。日本支社があることで消費者へのダイレクトな活動ができるとして、一例として旅行会社と一緒にシルバーシーの認知向上のための活動強化などを挙げた。
またアジア地区営業副社長のダニエル・クルップ氏も日本語でコメントし、旅行会社やメディアとのやり取りができることも日本支社設立のメリットと強調。そのうえで、「お客様のニーズを汲み取りマーケティングの機会を増やしてシルバーシーのブランドを市場に浸透させていきたい」と意気込みを語った。
船内の日本人スタッフについては、「春の日本発着には乗船していないが、秋のクルーズでは日本人スタッフを採用する予定で、日本語が話せるスタッフも増員していく計画」だという。
シルバーシーは現在、クラシックフリートと呼ぶラグジュアリー船5隻と、エクスペディションフリートと呼ぶ探検船4隻で運航しているが、2020年には新造船のシルバームーンとシルバーオリジン、2021年にはシルバードーンが就航する予定。
シルバーシーの特徴について糸川氏は、「NOと言わないサービスで『ウルトラ・ラグジュアリー』と呼んでいる全船、全室、海側スイートルーム、全室バトラー対応」と述べた。ダイニングはフレンチ、イタリアン、日本食など8つあり、フリーシーティングと呼ばれる好きな時間に行って食事が楽しめるようになっている。
なお、歓迎セレモニーでは東京都港湾局長の斎藤真人氏が「昨年は(シルバーシーによる)6回の入港があり、今後もパートナーシップが深まることを期待している」と謝意を述べ、シルバーミューズの船長へ記念品が贈呈された。