インフィニ、中国系航空会社12社を集め中国最新情報を交換
香港航空(HX)
香港航空は06年の会社設立の比較的新しい航空会社だが、今年、OAGの調査で定時運航率アジア地区1位を獲得し、世界でもトップ3に入った航空会社だ。また英国スカイトラックス社から4つ星エアラインとして認定されるなど高品質を売りにする航空会社でもある。
日本路線は、日本の7都市(東京、大阪、札幌、岡山、米子、鹿児島、沖縄)と香港を結んでおり、週86便を運航している。また昨年は香港からマーレ(モルディブ)やマニラへのフライトを再開したほか、サンフランシスコやモスクワにも就航し、国際路線の展開強化を図っている。
厦門航空(MF)
厦門航空は福建省厦門を拠点に中国全土をカバーする国内線とアジア、北米、欧州、オセアニアなどの国際線を運航しており、コードシェアを含み世界177カ国・1074都市を結ぶネットワークを展開している。
日本路線は、成田/厦門・週4便、成田/福州・週7便、関空/厦門・週4便、関空/福州・週6便、関空/杭州・週7便を運航している。日本路線はいずれも高ロードファクターを維持しており、成田/福州線は昨年、機材をB787-8に大型化したにもかかわらず搭乗率は80~90%で推移している。
中国東方航空(MU)
中国東方航空は上海を拠点に中国国内線と国際線を運航する大手航空会社で、日本路線に関しては日本各地の16都市と上海を含む中国国内16都市を結ぶ路線を運航している。
東京路線は成田/上海浦東、羽田/上海浦東、羽田/上海虹橋間を週52便運航している。また羽田/上海虹橋線の上海航空(FM815・FM816)運航については2019年上期からB787を利用。プレミアムビジネスクラス、ビジネスクラス、スーパーエコノミークラス、エコノミークラスの4クラス制を採用しているのが特徴だ。
マカオ航空(NX)
マカオを拠点に中国国内路線やアジア路線を展開するマカオ航空は、日本路線としては成田、関空、福岡の3路線を運航している。
成田/マカオ線は、現在、週7便を運航しているが、7月1日からは7便増やしてダブルデイリー体制での運航となる予定。また福岡/マカオ線は4月からは現行の週3便を1便増やして週4便とする予定だ。マカオ航空では大幅に座席供給が増える成田/マカオ線を利用して、日本発の団体需要の取り込みも強化していく方針だ。
香港エクスプレス(UO)
香港エクスプレスは香港拠点のLCCで、日本路線では成田、羽田、関空、福岡、名古屋(中部国際)、高松、石垣、鹿児島、広島、熊本の路線を運航しているほか、今年1月からは長崎にも就航している。
7月19日からは沖縄県の下地島初の国際路線として香港エクスプレスが香港線を週3便で運航を開始する計画だ。
このほか中国国際航空(CA)、四川航空(3U)もブースを出展した。また中国国家観光局駐日代表処の王偉首席代表は「昨年末から今年1月にかけて、西安や大連、南京が日本でイベントを開催し、杭州や上海も数年ぶりに観光誘致イベントを開催。浙江省からも希望が届いている。日本人旅行者誘致に対する中国側の期待は非常に高まっている」と説明し、参加した旅行会社に対し中国旅行商品への注力を促した。