エア・カナダ、日本からルージュ撤退へ、来夏の関空線はAC機で継続
エア・カナダ(AC)はこのほど、夏の季節運航便として関空、中部/バンクーバー線を運航しているエア・カナダルージュについて、今年の運航を最後に日本から撤退することを決定した。関空線については2019年夏もAC機で運航を継続。中部線は来夏は運休する計画で、20年以降の予定は決まっていない。
ACによると、来年からエア・カナダルージュのバンクーバー線を、採算性や効率化を考慮しAC本体によるオペレーションに切り替えることに伴うもの。エア・カナダルージュは今後、トロントやモントリオールなどカナダ東部の都市を拠点に運航を継続するという。
エア・カナダ・ルージュは15年から関空線を運航しており、今年は5月12日から10月27日まで、最大週6便で「プレミアムルージュ」23席、「ルージュクラス」258席、計281席のB767-300型機で運航中。来年は6月1日から10月25日まで、最大週5便で運航する予定で、機材はビジネスクラス20席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス214席計255席のB787-8型機を使用する。機材変更により座席数は26席減少するが、ビジネスクラスが新たに導入されることになる。
19年の関空線の運航スケジュールは以下の通り。
▽AC 関空/バンクーバー線運航スケジュール(6月1日~10月25日)
AC040便 KIX 17時15分発/YVR 10時10分着(火・水・木・金・日)
AC039便 YVR 13時30分発/KIX 15時45分着※翌日(月・火・水・木・土)
*6月1日~16日については、040便は水・木・金・日、039便は火・水・木・土の週4便で運航