「星のや」が台中に新開業、19年初夏-軽井沢に若者向け新ホテルも
▽若者の旅行新興で軽井沢に自社所有の新ホテル、2月開業
記者会見では国内の新規開業ホテルも紹介。星野氏は「若者が旅行に参加しなくなっており、国内旅行の参加率が落ちていることは日本の観光にとって大きな懸念事項」と語り、19年2月5日に長野県軽井沢町に20代、30代前半の若者を主なターゲットにした「星野リゾート BEB 軽井沢」を開業することを紹介した。
同社はこれまでも「若者旅プロジェクト」として、クラブツーリズムなどと若者の旅行振興に取り組んできた。星野氏は「もっと積極的に若者の旅のきっかけを作ろうと考え、BEBをテスト的に星野リゾートの敷地内に建てることにした」と説明。「星野リゾートの将来の市場のため、早い段階で星野リゾートを知り、ファンになってもらいたい」と語った。まずは本拠地の軽井沢に、所有・運営一体型のホテルを展開。「実績を作り、他でも採用できるコンセプトならば(ブランド化して)横に展開したい」とした。
新ホテルのテーマは「ルーズなホテル」。ホテルの中心には「TAMARIBA」という名の屋外テラスを設け、周辺にカフェ、ラウンジ、ライブラリを配した。テラスでは食べ物を持ち込むことや楽器演奏、ダンスなども可能。パジャマで寝ることもできる。カフェは24時間営業しており、朝食時間の指定はない。アクティビティも事前予約無しで用意した。温泉は徒歩圏内の「星野温泉トンボの湯」を無料で利用できる。
客室数は73室で、宿泊代金は1泊2名1室利用の場合、1室1万8000円から。35歳以下は通年で1部屋1万6000円で提供し、若者が利用しやすい価格帯のプランを用意することで、安いプランを探さずにすぐ予約ができるようにしたという。宿泊予約は11月1日から受け付ける。
※訂正案内(編集部 2018年9月28日11時30分)
訂正箇所:第1段落第2文
「星野リゾート BEB 軽井沢」の表記に間違いがありました。お詫びするとともに訂正致します。