クイーン・エリザベス、20年秋に初の東京発着クルーズ3本

  • 2018年9月20日

当日開催した記者会見の様子。左から国土交通省港湾局長の下司弘之氏、東京都知事の小池百合子氏、キュナード・ラインジャパン代表の児島得正氏(写真提供:キュナード・ライン)  キュナード・ラインは9月19日、2020年秋に客船「クイーン・エリザベス」(QE。9万900トン、乗客定員2081名)で、初の東京発着クルーズを3本実施することを発表した。同社は今年の3月、20年の春から夏にかけて、横浜発着クルーズを4本実施する計画を発表していたが、同クルーズの販売が好調に推移していることを受けて、秋のクルーズの実施を決定した。同社が東京発着クルーズを実施するのは今回が初めてで、20年7月14日に開業予定の、東京国際クルーズターミナルを利用する。

 東京発着クルーズは9月28日から10月25日まで実施。いずれも9泊10日で、「秋の日本周遊と韓国」「北海道周遊とサハリン」「秋の歴史探訪!高知・長崎・鹿児島と韓国」の3コースを用意した。「北海道周遊とサハリン」では釧路に初寄港する。

 東京発着クルーズの前後には、バンクーバーからアラスカを経て東京に到着する19泊20日のクルーズと、東京から那覇、初寄港の石垣を経て香港に至る7泊8日間のクルーズも実施する。

クイーン・エリザベス  クルーズの代金は、10月7日から16日までの「北海道周遊とサハリン9泊10日」の場合、内側客室2名1室の利用で17万4000円から。港湾費用などは別途徴収する。12月3日から各旅行会社で販売を開始する予定。

 キュナード・ラインのシニア・ヴァイス・プレジデントであるサイモン・ペイルソープ氏は、「オリンピックイヤーに開業する東京国際クルーズターミナルを利用して、20年秋にクイーン・エリザベスの日本周遊クルーズを運航できることを大変嬉しく思う。日本や外国からのお客様に日本の美しい秋をクイーン・エリザベスでご案内できることを楽しみにしている」とコメントを発表している。