HIS、奈良の南都銀行と業務提携、企業の海外展開を支援
エイチ・アイ・エス(HIS)と奈良市に本店を置く南都銀行は9月7日、同行に口座を持つ企業の海外展開を支援するサービスを開始した。8月31日に締結した「海外ビジネス支援に関する連携協定」を受けたもので、中小企業向けのセミナーを共同実施するなど、各種の取り組みを進める。
HISは70ヶ国以上に上る海外現地法人のネットワークを活かし、2015年11月に日本企業の海外展開を支援するための「HISグローバルプチ商社サービス」を開始。これまでに大阪府や神戸市などと協定を締結し、250社・700件超の調査依頼や支援依頼に応じ、出張者の渡航手配も含めてワンストップでサービスを提供してきたという。
南都銀行は現在、香港と上海に駐在員事務所を有し、奈良県の地場産品の海外への流通、地元企業のアジア展開などを支援しているところ。HISは同行との連携により、関西の企業へのアプローチをさらに加速する。