好調続く八重山諸島、次は星空ツーリズムがイチオシ 大阪で観光セミナー開く/沖縄
沖縄県の八重山ビジターズビューロー(中山義隆会長=石垣市長)はこのほど、大阪市内で観光セミナーを開き、八重山諸島の石垣市、竹富町、与那国町の観光情報を旅行会社に提供した。
八重山地方の入域観光客数は2017年、138万人と2年連続で過去最高を記録。国内外で航空座席の供給量が増え、クルーズ客船の寄港も増大している。クルーズ客船は17年、132回入港し、新石垣空港は開港から5年で2倍以上伸びたという。今年も、石垣島に4月に20万トン級の客船が接岸できるバースが仮供用を開始するなど、さらなる増加が見込まれる。
セミナーでは、西表島で今年予定されていた世界自然遺産が登録延期になったものの20年に再び登録を目指すことや、今年3月に国内初認定となった星空保護区について説明された。
このうち星空保護区は国際ダークスカイ協会が認定しているもので、世界トップレベルの暗い夜空というお墨付きを得たものだ。石垣市を拠点とする星空ツーリズムの上野貴弘代表は「天空の88星座のうち84座が見られます。波照間島では肉眼でアンドロメダ星雲を見ることもできます。星空マイスターによる星空観賞ツアーも実施しており、大都会の光害を考え、光害のない星空を見に来てください」とアピールした。
中山会長は「多様な素材を生かし、ぜひ送客をお願いしたい。もう一度来てみたい観光地にしていきます」と話した。
情報提供:トラベルニュース社