世界遺産の大自然から伝統文化まで、多様な楽しみが待つケアンズ
新しいアトラクションやホテルも登場
新ブランドのホテルも登場
滞在スタイルの選択肢も豊富に
ケアンズの中心街は大変コンパクトにまとまっており、徒歩で楽しめる大きさだ。ラグーンと呼ばれる大きな無料プールから海沿いに続く遊歩道、エスプラネードをぶらぶらと散策するのは大変気持ちがいい。主要なホテルやショッピング街もこの周辺に集まっており便利だ。昨年には街の真ん中にケアンズ水族館がオープン。熱帯雨林やグレートバリアリーフの水生生物が集められており、ナイトツアーや巨大水槽前でのキャンプ、学生向けの朝食イベントなどもアレンジが可能だ。
また、過去20年間新しいホテルが建設されていなかったというケアンズだが、今後2年のうちに一気に3つの5ツ星ホテルがオープン予定だ。いずれもシドニーに本社を置くクリスタルブルック・コレクションという新しいホテルブランドによるもので、まず2018年11月にリゾートスタイルのライリー(全311室)が完成予定。メインビルと円形タワーの2棟からなり、館内にはプールやスパはもちろん3つのレストラン、ルーフトップバーなどがレイアウトされる。
また2年以内にはアート作品を多用したアーバンタイプのベイリー(全220室)と、若者向けスタイリッシュホテルのフリン(全311室)もオープンの見込みだ。それぞれにキャラクターを際立たせたコンセプトで作り上げるのが特徴という。
一方、これまでケアンズでは中心街のホテルに滞在して熱帯雨林やグレートバリアリーフなどへのツアーに参加して楽しむスタイルが主流であったが、よりゆっくりとホテルで楽しむリゾートタイプの滞在も増えつつあるようだ。特にケアンズ北部にあるパームコーブは、ビーチ沿いに優雅なホテルやレストランが並び、南国リゾートのムードに満ちている。ウエディングスポットとしても人気で、ハネムーナーにはかなりおすすめできる場所だ。
また、ケアンズから70キロメートルほど北にある港町ポートダグラスはハイエンドな雰囲気が漂うリゾートエリアで、広大な敷地に8つのプールをもつシェラトン・グランドミラージュをはじめ高級ホテルが点在。フォーマイルビーチなど、静かで美しい海岸も続いており、ここだけで休暇が完結できる贅沢な場所だ。ハネムーナーや旅慣れたFITには特にアピールするだろう。