楽天、各カンパニーを5つに統合、旅行も他分野でシナジーめざす
楽天は7月1日付で、13ある社内のカンパニーを5つに統合する。同社によると、カンパニー単位での意思決定のさらなる迅速化により、自律的で機動性の高い組織の構築をめざすためのもの。楽天トラベルが属する「ライフ&レジャーカンパニー」は「ECカンパニー」と統合して「コマースグループカンパニー(仮称)」とし、近接領域のサービスにおけるシナジーの最大化や、宿泊施設などとの「パートナー戦略」の推進をはかる。戦略の詳細などについては未発表。
楽天は2016年4月に社内カンパニー制度の導入を決定し、7月に同制度への移行を完了していた。統合後のコマースグループカンパニーのプレジデントには、副社長執行役員で現ライフ&レジャーカンパニープレジデントの武田和徳氏が、シニアヴァイスプレジデントには常務執行役員で現ECカンパニープレジデントの河野奈保氏がそれぞれ就任する予定。なお、楽天トラベル事業長の高野芳行氏(※高ははしご高)は続投する。