産業観光や温泉ガストロノミー 観光庁、今年度の「テーマ別観光」選定

 観光庁は5月9日、2018年度の「テーマ別観光による地方誘客事業」の支援先として17件を選定した。新規は4件で、17年度から継続が13件。

 テーマ別観光とは、各地に共通する観光資源をつなぎ、観光客に旅に出かける動機を与えるもの。同事業ではこれを複数地域でネットワーク化し、国内外から地方へ誘客する手段として確立させるために、調査費やウェブサイトの作成など費用について支援する。1―3月に公募を行い、今年度は全国から40件の応募があった。

 新規に選定されたテーマと事業主体となる協議会は、Industrial Study Tourism(全国産業観光推進協議会)▽ONSEN・ガストロノミーツーリズム(ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構ネットワーク)▽郷土食探訪―フードツーリズム(日本フードツーリズム連携協議会)▽宙ツーリズム(宙ツーリズム推進協議会)。

 継続されるテーマは、継続2年目がアニメツーリズム▽古民家等の歴史的資源▽サイクルツーリズム▽全国ご当地マラソン▽日本巡礼文化発祥の道▽忍者ツーリズム▽百年料亭。継続3年目がエコツーリズム▽街道観光▽酒蔵ツーリズム▽社寺観光 巡礼の旅▽明治日本の産業革命遺産▽ロケツーリズム。


情報提供:トラベルニュース社