ハイアット、海外ホテル商談会を開催-国内外で開業加速
ハイアットホテルズアンドリゾーツは5月28日、恒例となった海外ホテルのワークショップ「ハイアットフェア」を開始した。今年は東京と名古屋、大阪の3都市で開催。アジア太平洋地域を中心に、世界28のホテルから担当者が来日し、旅行会社との商談を行なった。
東京は28日と29日の開催で、2日間で約400人が来場する見込み。初日に開催したレセプションでは、日本ハイアット代表取締役副社長の坂村政彦氏が冒頭の挨拶で、ハイアットホテルズアンドリゾーツが開業のペースを上げていることを紹介。その上で「世界中でユニークなデスティネーションの体験を届けたい」と述べ、ホテルの建つ地域ならではの滞在を重視した開発・運営をしていることをアピールした。
ハイアットは全世界で、現在の719軒に加えて、今年と来年で各70軒の新規開業を予定している。日本では東京五輪に向け、今年は2軒、19は年3軒、20年は3軒と急拡大を計画。今年1月にアジア初のブランドとしてオープンした「ハイアットセントリック銀座東京」をはじめ、来年には日本初展開のブランドとなる「ハイアットプレイス東京ベイ」、20年には長期滞在のスイート「ハイアットハウス金沢」の開業を発表している。
ハイアットセールスフォース東京のシニアグローバルセールスディレクターオフィスリーダーの東郷美穂氏は、日本国内でもハイアットの多様なブランドが揃うことについて「ハイアットや各ブランドの認知度が上がる」と、海外ホテルの販売においても後押しになると話す。そして、ブランドの多様化については「マーケットで細分化し、お客様のニーズにピンポイントで案内できる。ターゲットが分かりやすく、販売しやすい」と説明する。
今回の東京でのハイアットフェアでは、ワークショップはパークハイアット東京、レセプションはハイアットセントリック銀座東京と、会場を分けて開催。両会場を結ぶシャトルバスを用意し、来場者にブランドの違いを体験してもらう機会とした。