2月の旅行収支は1783億円の黒字、前年比802億円増
財務省によると、2018年2月の旅行収支は1783億円の黒字で、黒字幅は前年同月から802億円増加した。受取額は692億円増の3399億円、支払額は110億円減の1616億円。日本政府観光局(JNTO)によると、2月の訪日外国人旅行者(推計値)は23.3%増の250万9300人、日本人出国者数は6.9%減の139万500人だった。
旅客や貨物の航空・海上輸送に加えて、建設や金融などを含めた「サービス収支」は、旅行収支の黒字幅の拡大などにより1227億円の黒字となり、黒字幅は前年から1166億円拡大した。受取額は661億円増の1兆7290億円、支払額は504億円減の1兆6063億円だった。
このうち航空旅客の輸送は380億円の赤字で、赤字幅は前年から67億円縮小。受取額は70億円増の304億円、支払額は2億円増の684億円だった。船舶による旅客輸送は、受取額が前年並みの1億円、支払額が10億円増の22億円で、赤字は10億円拡大して21億円となった。
※旅行の受取額は訪日外国人旅行者、支払額は日本人海外旅行者の宿泊費や飲食費など。輸送は旅客や貨物の運賃