主要50社の海外旅行、17年度3Q累計は6.8%増-12月は4.4%増
観光庁が取りまとめた2017年度第3四半期累計(17年4月~12月)の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比6.8%増の1兆5533億4515万円となった。四半期別に見ると、第1四半期は7.4%増の4575億4547万円、第2四半期は5.8%増の5845億1060万円、第3四半期は7.4%増の5112億8908万円。月別ではすべての月が前年を上回り、なかでも5月は12.7%増の1555億7007万円と2桁増を記録した。
募集型企画旅行の取扱額は7.4%増の3281億9758万円で、海外旅行全体の取扱額の伸び率を上回るとともに、すべての月で増加した。取扱人数は5.2%増の159万4440人で、4月と12月以外は前年を上回った。単価は2.1%増の20万5839円だった。
企業別の取扱額が最も高かったのはJTB25社で2.4%増の4510億2910万円。次いで、HIS6社が12.2%増の2881億3281万円、阪急交通社3社が11.0%増の1552億7442万円となり、いずれの月も上位3位は同様の順位となった。
前年からの伸び率では、びゅうトラベルサービスが26.4%増の6億8100万円となり、上期に引き続き1位に。2位は名鉄観光バスで24.9%増の9739万円、3位は東日観光で24.1%増の42億349万円となった。海外旅行を扱う48社のうち、39社が前年を上回った。
なお、第3四半期累計の国内旅行の取扱額は0.8%増の2兆6575億9695万円、外国人旅行は12.7%増の1701億2051万円、総額は3.3%増の4兆3810億6263万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※4月分からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加。10月分から分社化にともない、KNT-CTホールディングス8社計を11社に変更。11月分からグループミキホールディングス(ミキグループ)の子会社化により、HIS5社にミキ・ツーリストを加えてHIS6社に変更。
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