観光庁とJNTO、ラグビーW杯と東京五輪で専門部署を新設
観光庁と日本政府観光局(JNTO)はこのほど、それぞれに2019年のラグビーワールドカップ日本大会と20年の東京オリンピック・パラリンピック大会に関する専門部署を新設した。観光庁は「観光庁ラグビーワールドカップ2019及び2020年オリンピック・パラリンピック東京大会観光振興推進本部」を2月19日付で設置。本部長には観光庁長官の田村明比古氏が就任し、各課・室長が部員を務める。大会開催中やその前後における訪日外国人の滞在環境を整備するとともに、全国各地への分散をはかるための施策を推進する。
JNTOは翌20日付で「ラグビーワールドカップ2019日本大会・2020年オリンピック・パラリンピック東京大会観光戦略推進室」を設置。理事長・総括理事の直轄の室とし、日本のブランド力の向上、地方誘客の促進、訪日消費額の拡大、大会開催後の「レガシー」の構築などに取り組むことを目的とし、関連事業の推進、地方自治体や民間企業などとの協力・連携体制の構築に取り組む「戦略・連携チーム」と、海外・国内メディアの対応などをおこなう「海外メディアチーム」を設けた。今後は2大会を契機に誘客をさらに強化する考えで、新設された観光庁の推進本部とも連携する。