観光庁はこのほど、2018年度の「テーマ別観光による地方誘客事業」の公募を開始した。「エコツーリズム」「アニメツーリズム」などのテーマごとに、共通の観光資源を有する複数の地域をネットワーク化し、観光資源の磨き上げや情報発信の強化に取り組む団体などを支援するもので、初年度の16年度には7テーマを、17年度は13テーマを認定。18年度は1億5200万円の予算を充てて10数件の支援を予定する。募集期間は3月6日まで。

　支援対象となるのは、地方公共団体や観光協会、旅行会社などで構成し、複数の地域に渡る「地域連携協議会」などの団体で、未設立の場合は、8月までに設立する必要がある。具体的にはニーズの把握のための調査活動、ネットワーク構築に向けた会議の実施、共同ウェブサイトの開設、周遊プランの作成、モニターツアーの実施などを支援。支援期間は最大3年間で、選定は毎年度実施する。