17年訪日クルーズ客は27%増の253.3万人、寄港回数は37%増
国土交通省がこの程発表した2017年のクルーズ船の寄港実績(速報値)によれば、クルーズ船で入国した外国人旅行者数は前年比27.2%増の253万3000人、クルーズ船の総寄港回数は37.1%増の2765回とともに大幅に増加し、それぞれ最高記録を更新した。このうち、外国船の寄港回数は39.6%増の2014回で過去最高に。日本船は30.8%増の751回だった。
港湾別の寄港回数で最も多かったのは博多港で、0.6%減の326回。次いで、長崎港が35.5%増の267回、那覇港が16.1%増の224回となり、上位3位は昨年と同様の結果となった。
あわせて発表した「Japan Cruise Report」によると、12月単月のクルーズ船で入国した外国人旅行者は38.4%増の17万3000人、寄港回数は41.6%増の160回となった。このうち外国船は19.1%増の81回、日本船は75.6%増の79回。
今月の「Japan Cruise Report」では12月のトピックとして、19日に日本外航客船協会(JOPA)が「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」を発表し、グランプリにミキ・ツーリストの「セレブリティ・ミレニアムで航く『日本一周クルーズ』が選ばれたことなどを紹介している。